【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(3月29日記）

　日経平均株価は、3月14日高値の1万7291円を超える動きになるとするなら、その動きが本日午前中にあらわれると考えられます。寄り付き後、すぐに上昇を開始して、一気に1万7291円を超える展開になる公算です。

　戻り高値を超えるなら、その後は上げが勢いづくか、上値、下値を切り上げるジグザグを継続する可能性が生じてきます。4月中旬頃まで、1万8000円程度まで上げ余地が出てきます。

　本日の価格が上値重く推移する場合、その動きは、3月14日以降、すでに下値を試す動きへ入っている可能性を示します。

　弱気の展開になる場合、目先は下げ幅の大きな動きがあらわれて、一気に2月12日安値の1万4865円を目指す動きになる可能性が出てきます。

　寄り付き後、下値を試す動きになる場合、その動きが弱さを示すことから、本日は、そのまま下げ幅の大きな動きになることも考えておきます。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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