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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (3月11日記)

伊藤智洋(テクニカルアナリスト)

 日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、本日の寄り付き値が上放れて始まる公算です。

 寄り付き値が10日の高値2万9233円以上なら、5日の安値2万8308円が押し目底になって、すでに新たな上昇の流れへ入っている可能性が大きくなります。

 強気の展開になる場合、本日は値幅の伴った上げ場面になると考えられます。

 寄り付き値が昨日の高値以下から始まる場合、本日は2万9233円前後で上値を抑えられる可能性を考えておく必要が出てきます。

 2万9233円が強い抵抗になる場合、目先は再度2万8308円前後の下値堅さを確認する作業になると考えらえます。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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