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【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (19) 材料銘柄は日々の情報収集の積み重ねがキモ!

得意な市場やセクターを中心に情報を収集していこう
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆銘柄は「市場別」と「時価総額別」で絞り込もう

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 日本各地で新型コロナウイルスの感染が拡大し、緊急事態宣言が全国の都道府県に拡大されました。外出自粛が長期化することで、日本国内では経済活動の停滞や企業業績の下振れが懸念される事態になっています。景気の見通しに先行き不透明感が漂う状況下でも、日経平均株価は1万9000円台に乗せ、2万円大台をうかがう水準にまで上昇しています。明るいニュースが少ない時ほど株式市場はさまざまな材料に反応しやすくなり、物色される銘柄が激しく入れ替わる状況になりがちです。

 そこで今回は、株探の「株価注意報」の「ニュース」の項目を利用して、銘柄を探す際にチェックしたい情報(材料)の見方について解説していきます(図1参照)。では、「 【動意株ニュース】○月○日に株価が動意づいた材料株を追う」からみていきましょう。


図1 株価注意報のニュース・メニュー
「株探」の歩き方

 まずは各ページの上部にあるグローバルナビから「株価注意報」を選んでクリックします。表示された「株価注意報」のページの真ん中あたりに「ニュース」の項目があり、3つのメニューが用意されています。その中の一つ「 【動意株ニュース】○月○日に株価が動意づいた材料株を追う」をクリックします。すると、その日に株探が配信したニュースに関連している銘柄を一覧で見ることができます(図2参照)。


図2 【動意株ニュース】株価が動意づいた材料株を追う
「株探」の歩き方

 一覧で表示されるとはいえ、かなりの銘柄数になるうえ、ニュースの具体的な内容もここではつかめませんので、瞬時に判断して銘柄を選別することは難しいでしょう。そこで、上部にある「市場別」と「時価総額別」のフィルターを活用して、銘柄をある程度選別した方がよいでしょう。

 どのような基準で銘柄を選別するかは、その人の投資手法に合わせて行えばよいでしょう。たとえば、東証一部の大型株を中心に取引している人の場合には、「市場別」のフィルターから「1部」をクリックすれば、東証一部の銘柄に絞り込むことができます。その中には普段取引しているような大型株もあることでしょう。

 それでもまだ銘柄数が多い場合には、例えば「時価総額別」のフィルターから「1000-」を選択すれば、時価総額が1000億円以上の大型株に絞り込むことができます。時価総額が大きく成熟した企業を狙うのか、リスクはあるかもしれませんが成長性に期待できる小型株を狙うのかなど、各々の投資スタイルに合わせて、市場別と時価総額のフィルターを組み合わせて銘柄を絞り込んでいきましょう。



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