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【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (34)有望成長銘柄は決算や業績修正から発掘しよう!【市場マップ】

アンテナを張り巡らせて、埋もれた成長銘柄をキャッチ!
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆いち早く潮目の変化をとらえるために

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 米国では2020年11月の大統領選挙以降、トランプ支持者による前代未聞の連邦議会議事堂への乱入などさまざまなことがありましたが、1月20日にバイデン氏の大統領就任式が行われました。短いようで長かった4年にわたる異例づくしのトランプ時代を終え、共和党から民主党へと政権が引き継がれました。一方、世界では新型コロナウイルスの感染が再び拡大しています。ウイルスに果敢に立ち向かう姿勢をアピールしたい各国の政府にとって、景気回復の先行きが不透明であるだけに、株式市場の上昇だけが頼りの綱といったところではないでしょうか。

 日本に目を移すと、2020年の大納会を日経平均株価が2万7000円台で終えただけでも凄いことだと思っていましたが、年が明けて1月14日には2万9000円にあと21円まで上昇しています。30年5カ月ぶりの高値ということですが、オンライントレードの登場以降に株式投資を始めた個人投資家の多くは株券すら見たことがない人達ではないでしょうか(株券の電子化は2009年1月に実施されました)。30年ぶりの高値といわれても、当時の相場の盛り上がりを知らない投資家には実感など持てるはずもなく、「あー、そうなんですかー」という感じでしかないでしょうね!

 日米ともに株式市場は高値圏にあり、個人投資家の気になることといえば、「この相場はいつ天井を迎えるのだろうか?」そして「2021年の人気セクターや銘柄は何か?」といったところでしょう。

 株価は常に将来を織り込んで動きます。マーケットの潮目が何をきっかけに変わるのか、そして、どのセクターや銘柄に投資家の注目が集まっているのか、常にアンテナを張り巡らせておかなければなりません。そこで今回は、マーケット全体や個別銘柄の動きをいち早く察知するために、どのコンテンツを見て、どのように活用したらよいのかについて解説していきます。



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