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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」―(18)株価下落はいつまで続く?そんな時、ボリンジャーバンドとカイリ率を活用しよう!

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 私を含め、まさかロシアがウクライナに侵攻して戦闘状態になると考えていた人はいなかったのではないでしょうか。地政学リスクの高まりを嫌気して、日経平均株価は2月24日に、1月27日につけた安値2万6044円を下回り、一時2万5775円まで下落しました(本稿執筆時点)。2021年9月には3万0795円まで上昇していたのに、2021年から続いていた2万7000円のレンジ下限を割り込み軟調な推移を余儀なくされています。 

 株価が下落し始めたばかりの頃は「押し目がきたから買おう!」と好機として捉える投資家が多いのですが、ジリジリと下げ続けると買いを考える投資家はどんどん減っていきます。そして、下げ幅を拡大して暴落の様相を呈する頃には、市場は悲壮感に包まれて、株を買おうと考える人はさらに少なくなっています。

 株価が急落し市場に悲壮感が漂う中では、不安に襲われて株を買う決断をできない人も多いことでしょう。確かに市場のムードが最悪と思われる中で無理をして買う必要はないのですが、得てしてそんな時が"陰の極"となり、トレンドは反転をみせることがあります。後になって振り返って「勇気を持ってあの時買えばよかった」と悔やんだ経験をお持ちの方もいるかもしれません。

 こういう時こそ、株価の行方を冷静に判断するために、テクニカル分析を活用しましょう。そこで今回は、株価が下落基調にある時に、前回解説した移動平均カイリ率に加えて「ボリンジャーバンド」を活用して、売買戦略をどう立てたらよいのかを解説します。



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