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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (26)株価の動きを決める、ファンダメンタルズの「実力」を探ろう!

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 今年の夏も暑い日が続いていますねー。私は平熱が高いので、あんまり気温が高くなると建物の出入り口などに置いてある検温器が警告音を発することがあり困っています……。そんな暑い夏も、お盆休みを過ぎると少しは暑さが和らぎ、夏休み期間を終えた人が少しずつ通常の生活に戻り始めます。市場参加者が減り値動きが荒くなっていた株式市場にも、少しずつ通常の動きが戻ってくるかもしれませんね。

 さて、2022年に入り日経平均株価は、米国の株式市場の下落に連動する形で値下がりを余儀なくされてきました。そのため、22年は2万7000円を挟んでレンジ相場が長く続く状況となっていました。

 新型コロナウイルス感染症の流行も一向に落ち着かず、窮屈な生活を強いられる中、円安や資源高の影響で日本でもじりじりと物価が上昇しています。消費者の肌感覚としては、お給料が仮に増えたとしても生活が苦しくなっていると感じている人も多いかもしれません。こうした状況だからか、「株価の上昇はおかしいだろう」と考える人が増えているのか、株価下落を見込むNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> [東証E]の買い残が積み上がってきています(図1)。


図1 NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス 信用残
【タイトル】

 しかし、日経平均株価の足もとの動きを見ると、ここ数カ月にわたって続くレンジ相場もいよいよ終盤を迎えたのか、2万8500円辺りのレンジ上限を上に抜けていきそうな動きをしています(本校執筆 8月15日時点)。レンジ上限へのトライからさらなる上昇につながるのか、日経平均株価の今後の動きが気になるところですね。

 そこで今回は、レンジ内で横ばいの動きが続く場合に、今後の動きをどう考えたらよいのか、もみ合いをどちらにブレイクするかをどう判断して売買戦略を立てたらよいのかをご紹介していきます。



 



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