ナスダックは止まらず

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株探編集部からのお手紙 2020年7月11日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事×4本
・「上方修正期待」銘柄をチェック!
・ゼロから始める「株探」の歩き方
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
前週比15円安。週明け6日の400円高など、1日単位でみれば大きく動いている日はあれど、日経平均株価は週足でみれば6月半ば以降の保ち合い相場が続いています。
NYダウの振幅はもう少し大きいですが、こちらもおおむね2万6000ドル台前半を上値の節、2万5000ドルを下値の節とした往来相場です。
3月から6月半ばにかけて世界屈指の上昇を遂げたマザーズ指数は6月終盤から7月2日にかけてきつい下落に見舞われ、いったんは反発したものの6月11日高値を上回るまでの上昇力はなく、下落に転じて7月2日安値を割り込んだ場合は三尊天井が形成されます。
 
一方、未だに上昇トレンドを保っているのがナスダック総合指数。
6月10日に史上初の1万ポイントを達成したあと、短期間の調整に入ったのは他の指数と同じでしたが、その後の復元力は雲泥の差で、ただナスダックのみが7月に入っても上昇を続けています。
アマゾンもアップルもフェースブックもグーグル(アルファベット)もネットフリックスもマイクロソフトも、さらにはテスラやNVIDIAやZOOMまで、いま世界を牽引する企業のことごとくがナスダック上場銘柄。
それがゆえの天井知らずの上昇ですが、考えるべきは2つ。
 
この上昇はどこまで続くのか。
続くのならば横ばいの日経平均やマザーズもナスダックに追随して上昇に向かうのか。
あるいはナスダックにも調整が訪れ、日経平均やマザーズには下落圧力として働くのか。
 
アップルの時価総額は1ドル=107円換算で170兆円を超えています。マイクロソフトも170兆円台、アマゾンは170兆円弱、アルファベットも種類株を合わせれば110兆円と、時価総額100兆円台の企業が4社も存在します。
日本の時価総額1位はトヨタ自動車の21兆円ですが、先日はテスラの時価総額がトヨタを超えたことが話題になりました。
 
ナスダックの上昇がこれから先も続くのであれば、それはアップル、アマゾン、マイクロソフトの時価総額が200兆円を超え、テスラの時価総額もトヨタをさらに大きく上回っていく可能性が高いことを意味します。
 
そんなことがあるでしょうか?
 
ないとは言い切れないのが恐ろしいところで、つまりナスダックは、コロナ共生時代の勝者である企業が集まっているがために世界の資金が流れ込んでおり、行き着く先は壮大なバブルなのかもしれません。
 
常識が告げるのは調整です。
しかし、常識はずれの相場が続いた後です。
日本の株式市場を見る限り、ありがちな夏枯れ相場に入っている気配ではありますが、再び理外の相場が戻って来るかもしれず、こればかりは注視するほかありません。
 
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☆今週の注目記事☆その1
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ステイホームで増殖、イナゴ投資家の好みは「低」
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第44回◇
 
新型コロナウイルスが世界に脅威をもたらしている最中、新たな心配の種が出ています。アジアやアフリカでバッタの大群が襲来、各地で食物を食い散らかしているのです。
 
現実世界ではバッタの大群はとってもやっかいな存在ですが、株式市場を跋扈する大量のイナゴは、必ずしもやっかいな存在ではないかもしれません。
 
イナゴ投資家という言葉をご存知の方も多いでしょう。投機的な動きを見せる銘柄に群がって、利益を稼ごうとする個人投資家というのが大方の解釈ではないでしょうか。
 
そんなイナゴさんたちがコロナ相場でも、存在感を示しています。ただし、ここでは、個人が回転売買をして値を吊り上げるのではなく、群れをなして市場全体に次々と参入して売買を繰り返し、値を上げていく存在です。
 
そんな彼らは、ここ数カ月続いたコロナ暴落からの戻り局面でどんな投資行動を取ったのかを、定量分析で解明しました。その結果、イナゴさんたちが好んで食した銘柄には、「低」というキーワードがあることが浮かんできました。
 
その内容と、足元での該当銘柄について、筆者はリスクが高い戦略という前提で紹介しています。詳しくは株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
▼第44回
ステイホームで増殖、イナゴ投資家の好みは「低」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007080266
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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☆今週の注目記事☆その2
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キャッシュレスを賢く利用、“ウィズコロナ”時代のカンタン家計管理術
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【清水香の「それって常識? 人生100年マネーの作り方】
◇第8回◇
 
新型コロナウイルスの感染予防で、不特定多数の人が手にした現金に触れないためにキャッシュレス決済を使い始めたという人もいるでしょう。
 
今は、マイナンバーカードにひもづく上限5000円分の「マイナポイント」を、どのキャッシュレス決済で申し込むかの検討に勤しんでいるのでしょうか。
 
マイナポイントもそうですが、キャッシュレス決済の魅力は、現金で支払う際にもらえるポイントで実質、値引きになることがあります。
 
しかし、「人生100年マネー」作りの観点では、値引きのメリットを享受するだけでは足りません。キャッシュレス決済が浸透する時勢に即したカンタン家計管理に役立てるのです。
 
そのノウハウを筆者が20年以上続けて蓄えたノウハウを基に紹介しています。詳しくは、株探プレミアムに登録して、記事をご覧ください。
 
▼第8回
キャッシュレスを賢く利用、“ウィズコロナ”時代のカンタン家計管理術
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007090367
 
【清水香の「それって常識? 人生100年マネーの作り方】
うまい投資家は、投資に限らずお金にまつわる様々な感度が高いもの。人生100年時代のお金の新常識を、財務省の専門家会議の委員やNHK「あさイチ」など各種メディアで活躍するファイナンシャルプランナーの清水香が伝授します。
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☆今週の注目記事☆その3
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配当は2期前のPBRに迎合する ⇒ ケータリング理論
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【大槻奈那の「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」】
 
ステイホームで食事のデリバリー、ベタに言えば、お弁当の配達サービスを利用した人も多そうですね。
 
このデリバリーと似ているのがケータリングで、ベタに言えばレストランの出張サービスです。もしかしたらウィズコロナの時代には、安心できる人と安心できる場所で、ちょっと華やかに食事をしたいというケータリングニーズもでてくるかもしれません。
 
今回の記事は、このケータリングがテーマ。といってもここでは「迎合する」という意味のフィナンス理論から、配当について考えています。
 
ここ最近の株価の怒涛の下げと上げに接して、「あ~疲れた~。もう安定して配当さえもらえれば十分だよ」と思いたくなっていませんか。でも配当も減配もあれば増配もありと、変動と無縁ではありません。
 
ではどんな場合に増配に向かいやすいのかを探るのが、今回の記事です。それはどんなもの? 詳しくは株探プレミアムに登録して、ご確認ください。
 
▼配当は2期前のPBRに迎合する ⇒ ケータリング理論
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007100359
 
【大槻奈那の「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」】
マネックス証券・執行役員チーフアナリストの大槻奈那が心理学と経済学を融合した行動経済学の知見を踏まえながら個人投資家が陥りやすい心理の罠に迷い込まないポイントを紹介していきます。
⇒ バックナンバーはこちら!
 
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☆今週の注目記事☆その4
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『株探』を代表する人気コラム、明日の好悪材料を次に生かすには
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【和島英樹の「明日の好悪材料Next」】
 
6月から始まった新連載「和島英樹の『明日の好悪材料Nex』」は、7月12日日曜日で7回目を迎えます。
 
この連載は、2つの特徴があります。
 
1つは、毎日楽しみにしている読者が多い「明日の好悪材料」で取り上げる材料の中から、ラジオでおなじみの株式ジャーナリスト、和島英樹さんに、注目する材料をピックアップし解説してもらうものです。連載では原則前の金曜日から木曜日までの過去5日分の材料を取り上げています。
 
もう1つは、「明日の好悪材料」とは別に、和島さんが注目する「和島・独自注目の好悪材料」を紹介するものです。
 
つまり毎日お届けしている明日の好悪材料の中から1つずつピックアップして解説したものに加えて、別の注目材料を紹介するのです。ちなみに、これまで掲載した第1回~6回で紹介した和島・独自注目の好悪材料は、
 
「東証マザーズ指数/外国人投資家・売買動向」
「上場来高値更新の続出」
「工作機械受注額」
「5G基地局の前倒し整備」
「6月22日に経済財政諮問会議で「新たな日常」を構築する原動力を議論」
「7月1日からレジ袋が有料化」
 
があります。そして明日12日にアップ予定の第7回は
 
「月次売上高が堅調な食品スーパー、100均、ディスカウン店が目立つ」
 
というタイトルで解説が掲載されます。はたして和島さん独自注目の好悪材料は、何でしょうか?
 
この「明日の好悪材料Next」は株探プレミアム専用コラムですが、初回の記事は無料会員の方も全ページをご覧になれます。2回目からの内容にご興味を持たれましたら、株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
⇒ お試しで連載第1回を読む(全文無料)
 
【和島英樹の「明日の好悪材料Next」】
ラジオでおなじみの株式ジャーナリスト、和島英樹さんが『株探』の人気ニュースの筆頭格、「明日の好悪材料」で取り上げられた銘柄の次の注目点を解説します。
⇒ バックナンバーはこちら!
 
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(株探プレミアムって、どんな機能があるんだろう?)
    .。o○
( ´・ω・`)
 
 
株探プレミアムは専用コラムだけではありません。
 
リアルタイム株価、通期業績25期分、日本の株主など、月額1980円(税別)でいろいろな機能をご利用いただけます。
 
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▼株探プレミアムのご紹介
⇒ https://info.kabutan.jp/
 
 
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12月期決算の中間決算本格化を前に
「上方修正期待」銘柄をチェック!
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12月期決算企業の中間決算発表が今月下旬から本格化します。今週の成長株特集では、20年12月期第1四半期(1-3月)業績の中間期計画または通期計画に対する進捗率が高水準で、上方修正する可能性が高いとみられる銘柄を紹介します。
 
▼上方修正“先回り”、20年6月上期【業績上振れ】候補 <成長株特集> (7/9)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007090885
▼上方修正“先回り”、20年12月期【業績上振れ】候補 <成長株特集>
⇒ 明日(12日)19時30分に配信予定
 
※<成長株特集>は[特集]の一覧に表示されます。
▼[PC]市場ニュースの[特集]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5
▼[スマホ]市場ニュースの[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
※各特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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【最新話公開!】
横山利香の
ゼロから始める「株探」の歩き方
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株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界を隈なく探索するための実践ガイドの連載です。
 
人が抱く“希望”はその歩みを推し進める道標となりますが、時には蜃気楼のように目を眩ませる存在と化すことがあります。
 
投資家が判断を誤る時、多くは希望の形をまとった自身の願望が背後に存在します。特に株価の下落局面では、冷静さを失い、客観的な判断を行うことが著しく困難になります。
 
株価は基本的に長い時間をかけて上昇していきますが、下落する時はあっという間です。ここに下落相場が持つ大きなリスクがあります。しかし、逆手に取れば短期で大きなリターンを狙える下落相場ならではの魅力もあります。
 
今回、横山さんが取りあげるのは「銘柄探検」を使った「売りの候補」の絞り込みと、信用売りを組み合わせた戦術です。下落相場に対して為す術のなかった投資家に、攻守の要となる頼もしいテクニカル指標を紹介します。
 
横山さんのわかりやすい解説で、あなたも“株探の達人”に!
 
☆最新記事(7月10日公開)← NEW!
▼「(24)急騰・急落の波に乗るための指標を使いこなそう」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007100226
 
★前シリーズも読めます★
⇒ バックナンバーはこちら!
 
※当連載はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※7月10日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
 
1.コロナ危機で急浮上、特選「デジタル・セキュリティー精鋭株」 <株探トップ特集>
2.逆風下の最高益、四半期【大復活】銘柄リスト <成長株特集>
3.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月6日発表分)
4.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 回復相場の主役となるか、エッジ輝く3大パワー銘柄
5.【杉村富生の短期相場観測】 ─ ポストコロナをにらんだ投資戦術が有効!
 
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]7月11日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20200711
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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対象:2018年11月以前に会員登録された方
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2018年11月の無料会員開始に伴い、会員登録情報の項目に次の2つを増やしました。
 
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・「生年月日」
 
これらの内容は、ご本人様確認が必要なお問い合わせをいただいた際に、確認材料の一部とさせていただきます。
※登録メールアドレスやカード情報がわからない場合などに有効です。
 
空欄になっている方がいらっしゃいましたら、
誠にお手数ですが、何かの機会にご登録いただけましたら幸いです。
 
▼設定ページ|プロフィール(要ログイン)
⇒ https://account.kabutan.jp/profile/nickname/edit
 
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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7月11日(土)
06時30分 今週読まれた記事
06時40分 今週の【早わかり株式市況】
08時00分 植木靖男の相場展望
08時30分 植草一秀の「金融変動水先案内」
08時50分 今週の【話題株ダイジェスト】
09時00分 今週の【上場来高値銘柄】
10時00分 富田隆弥の【CHART CLUB】
19時30分 「テレワーク関連」株価3ケタ台の隠れ本命株リスト<株探トップ特集>
 
7月12日(日)
08時00分 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】※P
08時40分 和島英樹の「明日の好悪材料Next」※P
      ⇒ 記事一覧はこちら
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
09時15分 杉村富生の短期相場観測
09時30分 北浜流一郎のズバリ株先見!
13時30分 明日の好悪材料
16時00分 10万円以下で買える、高ROE&好業績 【2部・新興】編<割安株特集>
17時00分 株価指数先物 【週間展望】
19時30分 上方修正“先回り”、20年12月期【業績上振れ】候補<成長株特集>
 
※P…プレミアム会員は全ページ閲覧可能
※上記の記事配信予定は、変更となる可能性があります。
 
 
 
今週は盛りだくさんでお送りしました!
 
最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
 
☆次回配信は 7月18日(土)の予定です。
  あなたの相場に、幸あれ!――――☆