ビットコイン“15億ドル”の衝撃

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株探編集部からのお手紙 2021年02月13日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事
・利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕
・2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
想定していたよりも早くその時は訪れるかもしれません。日経平均株価は今週、一時2万9650円に到達、3万円大台まであと350円に迫りました。コロナ脱却期待の強まりが景気敏感株を押し上げ、11月からの上昇相場を牽引したハイテク株に代わって主役に躍り出た格好です。
 
10-12月期決算発表が12日の700社超の発表をもってほぼ一巡しました。トヨタ自動車 <7203>の市場コンセンサスを大幅に上回る上方修正や、ソフトバンクグループ <9984> の4-12月期利益“3兆円”などインパクトの大きな発表を始め、総じて好調な決算発表は前述の“コロナ脱却期待”ムードを高める一因となりました。
 
決算発表が終わり、市場の関心はどこへ移るのでしょうか。半導体などハイテク株に再度光が当たるようであれば、3万円は通過点とばかりに更なる高みへ上昇することも考えられます。ただ、こうした大きなフシ目を越えるには相応の材料と勢いが必要です。ここで反転、一旦調整といったことも大いにあり得ます。新型コロナワクチンの効果や米国市場、中国の動向などを注視することになりそうです。
 
しかし今週は、“3万円到達の可能性”よりも大きな注目を集めた話題がありました。米テスラ社が15億ドル(1600億円相当)のビットコインを購入していたことが判明したのです。
 
ビットコインは原稿執筆時点(12日)で1BTC=約500万円で取引されています。「いつの間にこれほど上がったのか!?」と驚きの方もおられるのではないでしょうか。2017年の仮想通貨バブル以降、低迷を続けていたビットコインですが、昨年10月頃から再び価格が上昇し始め、たった5ヵ月で4倍以上の高騰となりました。
 
高騰の理由は複数存在しますが、その一つに企業がビットコインを金融資産と認め、保有し始めたことが挙げられます。米ビザ、マスターカード、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンなど多くの大手企業が仮想通貨関連のサービス展開を発表したことも理由と考えられます。
 
500万円という価格が適正であるかについては様々な議論があると思います。ただ、“アンカリング効果”即ち最初に見た価格を盲目的に適正と判断してしまう心理効果については留意する必要があるでしょう。現在の需給や価値を注意深く推し量り、適正を判断するべきです。
 
“日経平均3万円到達”についても同様で、現環境の適正価格がどの水準かを考えることで相場への取り組み方も変わってくるのではないでしょうか。
 
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☆今週の注目記事☆その1
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安全かつ合法的に“ゲームストップ的”リターンを狙うには
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第58回◇
 
一時は90%や130%といった驚異の上昇を見せた米ゲームストップ〈GME〉株の話題も、今は昔のような様相です。
 
とはいえ、「あんなことがあったなぁ~」と漫然と受け流しているだけでは、せっかく投資の腕を上げるお宝の機会をみすみす逃してしまうことになります。
 
GME株が見せた超ど級の乱高下は、世界中の株式相場に波紋を及ぼした「大事件」なのですから、投資スキルの向上に役立つ何かが学べるはずです。
 
その絶好の教科書になるのが、今回の記事。なぜ、GME株が狙われたのかを、仮説を立て、定量分析で検証し、ひとつの結論を導き出しました。
 
仮説とは、今回の事件が起きた要因として、ヘッジファンドの空売りに個人投資家が結束して反旗を翻した――とされていますが、「果たしてそれだけなのか?」ということです。
 
答えを探るため、ここで次の架空の話を考えてみましょう。
 
あるヘッジファンドが、最近EV(電気自動車)参入で話題になっているアップル〈AAPL〉に関して、EV開発に関する重大な問題(悪材料)を密かに見つけ、「明るみになれば株価にマイナスのインパクトが及ぶはず」と空売りのポジションを積み上げていた。
 
その空売りポジションを見たある投資家が、SNS(交流サイト)上で、「僕たちのアップルに空売りを仕掛けているヘッジファンドがいる。こいつを懲らしめようぜ」と呼びかけると、アップル信者の個人投資家が結束して買いを入れた。
 
はたしてAAPLは、GMEのように1日で株価が2倍になることがあるでしょうか。ヒントは、AAPLの足元の時価総額は約240兆円もあるのに対し、GMEは今回の動意づく前の時価総額は1000億円程度だったことです。
 
日本市場の基準では1000億円はそれなりに大きな株ですが、米国ではS&P500で最も小さい時価総額は3000億円を優に超えています。
 
この違いをメーンに、ゲームストップ的な需給変動を、合法的にかつ安全に利用する投資アイデアを解説したのが今回の記事です。
 
その詳しい内容は、株探プレミアムに登録してご確認ください。
 
▼第58回
安全かつ合法的に“ゲームストップ的”リターンを狙うには
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202102100252
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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☆今週の注目記事☆その2
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お金の流れに逆らわない「強いものは強い」戦略で今、注目するのは?
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【元・証券ディーラーに聞く、需給で考えるウィズコロナ相場~第2回】
 
1月末からは6.7%と4.6%、昨年末からは7.5%と5.7%と2%ポイント程度の差。
それが昨年10月末からは28.4%と8.0%と20%ポイントに差が拡大。
 
これは日経平均株価と東証マザーズ指数の上昇率を、起点を変えて比較したものです。
 
何がいいたいのかと言えば、昨年の秋、米大統領選の終盤ころから、日経平均の騰勢が強まり、それまでイケイケだったマザーズ指数を凌ぐ局面となっていることです。
 
そんなことは日頃のニュースで感じていますよね。なにせ、日経平均は昨年秋から「29年ぶり」「30年ぶり」「30年半ぶり」と高値を切り上げ、1日の売買代金が活況ぶりの目安になる2兆を超える日が多くなっています。
 
一方のマザーズ指数はというと、1日の売買代金は昨年夏以降に2000億円を超えることが多かったのが、今年に入ると1000億円台が過半です。
 
資金量の限られている個人投資家にとっては、動きの軽い新興・中小型株で、サクサクと効率よくリターンを狙いたいもの。
 
一方で、逆に機関投資家、特に海外勢のセンチメント(投資家心理)に左右されやすい日経平均やTOPIX(東証株価指数)コア100やコア30などを構成する大型株は、あまり乗る気がしないという人も多いでしょう。
 
しかし、証券会社トレーダー出身のたけぞうさん(ハンドルネーム)は、資金の流れが向かっているところに素直に乗る方が無難と考えます。
 
個人投資家は、逆張り好きでトレンドに乗るのは得意でない、とよくいわれます。たしかにトレンドフォローは「長いものに巻かれる」ようで、美学に反する感じもします。
 
とはいえ、耳にタコですが「株式投資は美人投票」。自分が美しいと思うものに、皆が賛同してくれなければ、放置され続けるか、資金が逃げてマイナスリターンの憂き目に巻き込まれてしまいます。
 
そんなこともあり、日経平均が騰勢が強く、マザーズ指数がふわふわとしている局面では、あえてマザーズ銘柄を狙わず、素直に大型株に乗ることをたけぞうさんは勧めます。
 
流れに乗る場合、中長期と短期の視点で銘柄選びはわかれます。このうち今回は中長期視点のポイントに触れています。その詳しい内容は、株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
▼第2回
お金の流れに逆らわない「強いものは強い」戦略で今、注目するのは?
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202102120305
 
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有望成長株発掘の強力ツール!
利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕
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明日14日(日)19時30分配信の成長株特集は、「利益成長【青天井】銘柄リスト」の第2弾をお届けします。2月5日~10日に発表された決算の中から、直近3ヵ月の10-12月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を達成し、かつ今期も最高益更新を見込む企業をリストアップします。
 
好評配信中の「コロナ禍の“復活度”に注目、10-12月期【増収増益】リスト」「サプライズ決算」「イチオシ決算」とともに、有望成長株の発掘にご活用ください!
 
▼コロナ禍の“復活度”に注目、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月12日版
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※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
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2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30
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<割安株特集>で人気の「配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」。毎月上旬、中旬、下旬と計3回配信しています。
 
現在配信中の最新記事は…
 
2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>(02/11)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202102110045
 
そして次回の配信予定は……
 
まだ間に合う、2月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
⇒ 2月18日(木)19時00分
 
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※配信予定は変更となる可能性があります。
 
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【株探ユーザーのバイブル】
横山利香の
ゼロから始める「株探」の歩き方
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株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界を隈なく探索するための実践ガイドの連載です。
 
新型コロナウイルスの流行は、まさに第二次世界大戦後に人類が直面した初の全世界的な緊急事態といえます。しかし、株式市場ではこの危機を機に、時代の流れに乗って飛躍していく企業と、乗り切れずに沈んでいく企業とに明暗がはっきり分かれる可能性が指摘されています。その意味では、いま私たちは大きな投資チャンスを迎えているのかも知れません。だからこそ、投資家にとって有望成長銘柄をいち早くキャッチするために、いかに感度の高いアンテナを効率的に張り巡らすことができるのかが重要になってきます。
 
「市場マップ」の解説で横山さんが最後に紹介するのが、そのアンテナの一つとなる「情報配信分布」です。情報配信分布は株探が配信した全てのニュースの分布図ですが、なかでも今回焦点を当てるのが「決算・業績修正」です。
 
これまでご紹介してきましたように、株探の「決算速報」は日々の決算や業績修正を追う上では大変に有効なツールですが、決算発表の集中期間などは膨大な数が日々更新されていきますので、全体像をつかむのは困難になります。その弱点を補うコンテンツが、情報配信分布の「決算・業績修正」なのです。
 
横山さんのわかりやすい解説で、あなたも“株探の達人”に!
 
▼最新記事(1月25日公開)
(34)有望成長銘柄は決算や業績修正から発掘しよう!【市場マップ】
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202101250326
 
★前シリーズも読めます★
⇒ バックナンバーはこちら!
 
※当連載はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※02月12日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
 
1.材料株春一番、ウィズコロナ時代を疾駆する好業績テーマ「特選7銘柄」 <株探トップ特集>
2.利益成長【青天井】銘柄リスト 〔第1弾〕 30社選出 <成長株特集>
3.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月8日発表分)
4.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 相場の潮目に変化か?脱コロナ株に蘇生の兆し!
5.★本日の【サプライズ決算】速報 (02月08日)
 
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]02月13日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20210213
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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02月13日(土)
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17時00分 株価指数先物 【週間展望】
19時30分 利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕<成長株特集>
 
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今年のバレンタインデーは日曜日。“自分へのご褒美チョコ”を選ぶのが楽しみです!
 
今週も、最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
 
 
☆次回配信は【 02月20日(土)】の予定です。
 
あなたの相場に、幸あれ!――――☆