中央銀行に“逆らう”とすると
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株探編集部からのお手紙 2022年01月29日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事
・決算発表集中期間がやってきた!
・見逃し配信中!新春オンラインセミナー
・上方修正銘柄を大予想!
・株探公認解説本のご紹介
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
おはようございます。
株探編集部です。
まだ1日残っていますが、今月の日経平均株価の月次騰落率は▲7%強、東証マザーズ指数に至っては▲26%と大きく凹んでいます。
その主因は米国の金融政策。それまでの大盤振る舞いを改めて引き締めに転じる姿勢が一層鮮明になりました。
これに「中央銀行には逆らうな」と、投資家は「行け行け」から「引け引け」に態度を変えています。テスラが好決算を発表しても株価が軟調なのは、引け引けの顕著な例かもしれません。
といっても、引け引けは、ポジション整理一辺倒でありません。セクター別の動きをたどると、引き締め方向の下での「行け行け」先に、資金を向けていることがわかります。
米S&P500種株価指数の11業種を見てみましょう。
1月27日終値時点での昨年末比は「エネルギー」の一人勝ちで、+19.2%になっています。ちなみに半年前(21/7/27)からは+35%、1年前(同1/27)からは+66%になっています。
東証業種別株価指数では、昨年末比で保険業+11%、鉱業+10.6%、銀行業+8.4%、非鉄金属+6.6%になっています。
利上げ、そして利上げの要因の1つである商品(コモディティー)価格の上昇にかかわるセクターに資金が向かっています。
こうした動きに素直に乗ることも、「引け引け」戦略の一つ。とはいえ、オーソドックス過ぎて、ワクワク感を得られない面もあります。
そこで、エネルギーやコモディティー関連セクター以外で高パフォーマンスの銘柄を、東証1部から探ってみました。
昨年末から1月28日までの騰落率が上位の顔ぶれを見ると、
1位 自動車部品のミクニ<7247>
3位 中古車販売のネクステージ<3186>
4位 人材派遣のキャリアL<6070>
5位 大判プリンター大手のMUTOH<7999>
6位 カーペット大手の住江織物<3501>
7位 ブランド子供服のナルミヤ<9275>
――になります。ちなみに2位は銅・ニッケル大手の住友鉱<5713>です。
1位のミクニは業績のV字回復見込み、3位のネクステージは連続2桁増収増益、4位のキャリアリンクは業績の過去最高更新見込みなど、上位の3銘柄は堅調なファンダメンタルズが評価されている可能性があります。
引け引けモードにマーケットの趨勢が変わっても、個別の理由で上昇する銘柄は当然、存在します。とはいえ、イケイケの時よりは、冷静に、そして慎重な対応が求められています。
先日取材したすご腕投資家さんによれば、昨年はプラス着地だったものの、かなりの銘柄を損切りしたとのことでした。換言すれば、損切りルールを堅持したからこその「勝ち」だったのです。
足元の米国の金利情勢は10年、5年とも実質金利のマイナスが縮小、そして10年債と2年債の利回り差の圧縮と、需給およびファンダメンタルズ面での注視が必要になっている状況です。
来週1月31日から2月半ばにかけては、決算発表のシーズン。「引け引け」を踏まえながら、好決算銘柄に注目する投資態度が求められています。
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☆今週の注目記事☆その1
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「本当に安い」株を見極める、
ちょっと高度な「裏ワザ」
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第81回◇
銘柄選択の際に、PBR(株価純資産倍率)で割高、割安を判断する人も多いでしょう。
一般にPBRが1倍未満の場合、会社の保有する純資産の価値=解散価値よりも株価が割安と判断されます。ただし、経験を積んだ方なら、「PBRが1倍未満=割安」と即断しないでしょう。
たとえば、TOPIX(東証株価指数)などの市場平均のPBRと比べたり、その銘柄が属するセクター平均や、さらには競合他社の値と比較したりして「高い」「安い」を判断するでしょう。
今回は、これらと同様にさらにひと手間をかけて割り出したPBRで、割安な銘柄を探す技について紹介しています。
といっても、記事タイトルに「ちょっと高度な裏ワザ」としているので、表計算ソフトの活用と、時系列のPBRデータが必要になります。
「そんなの無理!」という人は、考え方を知るだけで十分です。というのは、足元で起きている金融引き締め転換に伴う局面で、トラップ(罠)にかからない準備ができるからです。
足元は「バリュー株優位」という言葉が踊っています。が、それに動かされて、単に足元のPBRやPERの値だけで判断するのは、危険とはいわないでも、判断を惑わす可能性があります。そのことを知るだけでも、投資の腕を上げることになります。
で、今回の本当のPBRを見極める術とはなんぞやをかいつまんで言うと、その銘柄とTOPIXとの相対感を過去から踏まえて、本当のPBRを算出するものです。もっといえば、統計処理に使う「標準化」を活用します。
数学が苦手な人には、腰が引けるような内容に聞こえるかもしれません。が、記事を読めば「PBRが1倍未満でも、割安とは限らない」ことがわかります。
本当の割安株を見極める裏ワザの詳細は、株探プレミアムに登録してご確認ください。
▼第81回
「本当に安い」株を見極める、ちょっと高度な「裏ワザ」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201260370
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
▼バックナンバーはこちら!
⇒ https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=GFU4CUZu&ai=636
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☆今週の注目記事☆その2
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ストップ安なしのアメ株、
「損しないファースト」で累計リターン6000万円
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【いくぜ、アメ株! 二刀流の極め技~サビネコスキーさんの場合】
これまで陶酔感に包まれていただけに、その反動も大きいのではないか。
今年に入り、度を強めるアメ株の不振には、投資家心理が「明」から「暗」へと大きく転換した表れです。
こうした状況下で、アメ株とどのように向き合うべきかの参考になるのが、今回紹介するサビネコスキーさん(ハンドルネーム)です。
サビネコさんのスタイルをキーワードで表すと、「コツコツ」と「損しないファースト」。
投資でコツコツというと、指数連動型の投資信託を定期的に積み立てるという印象が強くあります。が、サビネコさんのコツコツ投資は別物です。
むしろ一般的なコツコツ投資とは別で、投資期間は長くても数カ月のスイングトレードです。それがなぜ、「コツコツ」なのか。そして、「損しないファースト」とは何か。
サビネコさんがこれらのスタイルを取るのは、アメ株が日本株のようにストップ安の仕組みを持たないことがあります。このことは足元のアメ株市場では、特に意識が必要ですね。
ボラティリティー(株価の変動率)が高まる今こそ、サビネコさんのスタイルの凄みを感じ取れるはずです。
これらの詳しい中身は、株探プレミアムに登録してご確認ください。
▼サビネコスキーさんの場合-第1回
ストップ安なしのアメ株、“ホームランよりヒット狙い”でFIRE実現
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201250341
▼サビネコスキーさんの場合-最終回
「損しないファースト」で累計リターン6000万円の技
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201280321
【いくぜ、アメ株! 二刀流の極め技】
■コラム主旨
時価総額は世界最大。
上昇率も21世紀最強*。
そんなアメ株(米国株)に日本株に負けじとMVPを狙う投資家の技を紹介します。
*上昇率は2001年からのMSCI配当込み指数で米国、日本、ドイツ、英国との比較
⇒ バックナンバーはこちら!
⇒ https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=GFU4CUZu&ai=1137
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(株探プレミアムって、どんな機能があるんだろう?)
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※「投資家応援!」新春キャンペーンは終了しました。
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☆決算発表集中期間がやってきた!☆
【サプライズ】&【イチオシ】をチェック!
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1月25日(火)から決算発表の集中期間が始まりました!(2月15日まで)
この期間中、株探では『決算特報』を毎日3本配信しています。また、プレミアム会員専用記事として、より早い“超速報”を毎日2本配信します。
☆15時10分頃 本日の【サプライズ決算】超速報
☆15時40分頃 本日の【サプライズ決算】超速報・続報
16時00分頃 本日の【サプライズ決算】速報
★18時00分頃 本日の【サプライズ決算】続報
20時00分頃 本日の【イチオシ決算】
☆…プレミアム会員専用記事
★…決算集中期間のみ配信
※配信時間は多少前後します。
記事配信後は[市場ニュース]の[注目]に表示されます。ぜひご活用ください!
▼[PC]市場ニュースの[注目]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=9
▼[スマホ]市場ニュースの[注目]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=9
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☆満員御礼☆
見逃し配信中!新春オンラインセミナー
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去る1月11日、武者陵司氏をお招きして株探プレミアム会員限定のオンラインセミナーを開催いたしました。大勢の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回のセミナーを期間限定【22年2月4日(金)19時00分まで】見逃し配信いたします。
また、同ページでセミナーで使用した資料も公開しておりますので、併せてご活用ください。
▼こちらのページをご覧ください。
【告知】見逃し配信中!2022年新春オンラインセミナー(プレミアム会員限定)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201110690
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毎日配信!10-12月期【増収増益】リスト
来週の上方修正銘柄を大予想!
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3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化しています。成長株特集では、決算集中期間中の特別企画として「“好調継続”企業に注目!10-12月期【増収増益】リスト」を平日19時に配信しています。
増収増益リストでは、その日に発表された決算のうち、直近3ヵ月実績である10-12月期の売上高と経常利益がともに前年同期比で伸びている企業を紹介します。「サプライズ決算」「イチオシ決算」とともに有望成長株の発掘にご活用ください!
▼“好調継続”企業に注目!10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 1月28日版
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201281039
明日30日(日)19時30分は「今週の上方修正【大予想】」をお届けします。株探プレミアム会員向けに提供している「業績修正履歴」を活用して、週明けの1月31日から2月4日に、22年3月期業績予想の上方修正が期待される銘柄をリストアップします。ご期待ください。
※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
▼[PC]市場ニュースの[特集]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5
▼[スマホ]市場ニュースの[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
※各特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
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株探公認の解説本 「株探 最強投資術」
日本株編、米国株編が2冊同時刊行されました!
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『株探』の日本株版、米国株版それぞれの活用法を紹介した編集部公認本が、2冊同時にリリースされました。
「株探 最強投資術 日本株編」(宝島社)
「株探 最強投資術 米国株株編」(宝島社)
両書ともに株探編集部の協力のもと、基本的な使い方のみならず、運用資産が億単位の「億り人」と呼ばれるすご腕投資家たちやFIRE(経済的自立と早期リタイア)の達人が登場し、その投資手法と『株探』の活用法を存分に紹介します。それぞれの投資術だけでなく、億資産を築き上げたその投資術を『株探』でそのまま応用できるお得な内容になっています。
登場するのは、日本株編がテスタさん、平松裕将さん、遠藤洋さん、杉原杏璃さん、とりでみなみさん、あーるさん。
米国株編では、たぱぞうさん、ふくとさん、まーしーさん、PANさん、そして特別インタビューではモデルのカロリーナさんが登場します。
興味のある方は、株探の下記の書籍紹介ページを是非ご覧ください。
▼「株探 最強投資術」日本株編&米国株編 <書籍紹介>
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202201210648
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※01月28日昼頃集計/PC・スマホ合計
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
1.逆風相場で抜群の信頼感、“10年減配なし”「高配当優良株」特選6銘柄 <株探トップ特集>
2.嵐の中で本領発揮、成長&株高への未来図描く「極撰・好業績5銘柄」 <株探トップ特集>
3.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─売られすぎ銘柄の買い戻しに備えて狙うべきは?
4.利益成長【青天井】銘柄リスト〔9-11月期〕18社選出 <成長株特集>
5.【植木靖男の相場展望】 ─年内に始まる大インフレ相場に備えるとき
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
▼[PC]01月29日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20220129
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
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対象:2018年11月以前に会員登録された方
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・「ニックネーム」
・「生年月日」
これらの内容は、ご本人様確認が必要なお問い合わせをいただいた際に、確認材料の一部とさせていただきます。
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誠にお手数ですが、何かの機会にご登録いただけましたら幸いです。
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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01月29日(土)
06時30分 今週読まれた記事
06時40分 今週の【早わかり株式市況】
08時00分 村瀬智一が斬る!深層マーケット
08時50分 今週の【話題株ダイジェスト】
09時00分 今週の【上場来高値銘柄】
10時00分 富田隆弥の【CHART CLUB】
11時00分 ESG最前線レポート
19時30分 リバウンド機運、コロナ禍でも奮起するアパレル関連株を総点検<株探トップ特集>
01月30日(日)
午前中 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】※P
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
09時15分 杉村富生の短期相場観測
09時30分 北浜流一郎のズバリ株先見!
13時30分 明日の好悪材料
14時00分 和島英樹のマーケット・フォーキャスト
16時00分 10万円以下で買える、大幅増益&低PER【2部・新興】編 <割安株特集>
17時00分 株価指数先物 【週間展望】
19時30分 今週の上方修正【大予想】<成長株特集>
※P…プレミアム会員は全ページ閲覧可能
※配信予定は変更となる可能性があります。
決算集中期間に入りました。
新型コロナ対策で外出を控えてるならば、決算チェックをしてみてはいかがでしょうか。
今週も、最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
☆次回配信は【 02月05日(土)】の予定です。
あなたの相場に、幸あれ!――――☆