株主優待もやばい!?

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株探編集部からのお手紙 2021年06月26日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・「米国株」開始記念オンラインセミナーのお知らせ
・今週の注目記事
・好業績続く“中小型株”をリストアップ
・横山利香の令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
3月決算企業の株主総会のピークも終わり、来週はいよいよ7月に突入。2021年も後半戦に入ります。ということで、今回は「株主優待」の話題に触れようと思います。
 
「はぁ~、昨日の今日なんだから東芝の株主総会で取締役2人の選任が否決されたことなど、もっと旬な話題があるでしょ」と呆れている方もいらっしゃると思います。
 
が、これから取り上げる株主優待も、ガバナンスにまったく無縁ではありません。まず時事的なことでいうと、「東京証券取引所の新市場区分」があります。
 
ご存じのように来年4月4日に移行完了予定の新市場区分は、この6月30日が移行基準日となります。大雑把に言うと、この30日時点で算出した株主数や流通株式数が、新基準に適合しているかなどを判定されます。
 
「うむ、うむ。ちょっと取っ付き難い言葉が続いているけど、それがどう株主優待と関係あるの?」となりますね。
 
まったくその通りです。ポイントは、新区分の基準で最上位の「プライム市場」では株主数が800人以上と、現行の1部(市場第一部)で求められている2200人以上より、少ない数でOKになっていることです。
 
この新区分の移行でなんと言っても注目度が高くなるのが「プライム」市場に入ることができるのかです。
 
ここに入れば、海外投資家や年金基金などの機関投資家、そして指数の運用対象になることを保証されると考えられているからです。
 
そのプライムに今より少ない株主数でOKとなれば、株主数を増やすための株主優待は不要になります。現行の制度では、東1指定を目指す企業が“株主数かせぎ”のために、優待を導入するのは公然の秘密。
 
しかし、新基準では、こうした裏目的の優待導入は不要になります。では、ここ2年の株主優待の新設(導入)と廃止の状況を見てみましょう。
 
コロナ禍に襲われた昨20年は、株主優待の新設をアナウンスした企業が46社に対し、廃止が57社と廃止が上回りました。
 
ちなみに一昨年の19年は新設84社、廃止32社と、新設が廃止を3倍近く上回りました。
 
で、今年の状況はというと6月25日の集計時点で新設は26社に対して、廃止は29社とわずかに上回っています。つまり昨年の「廃止超過」の傾向を引き継いでいます。
 
もちろんコロナ禍で企業収益が落ち込んだことや、コロナ感染防止の一環で人手の作業を減らすことが廃止に踏み切った理由もあるでしょう。
 
ですが、今年に入り廃止をアナウンスした企業の中には、過去5期の平均増収率そして増益率が2桁で前期も業績が伸びているのに廃止する企業もあります。
 
これらの企業は、業績不振以外の理由で廃止に踏み切ったと見て問題ないはずです。
 
3週前の本メルマガでは「株主総会のお土産がやばい」ことを取り上げましたが、株主優待もやばくなっていくかもしれません。
 
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株探「米国株」サービス開始記念スペシャルオンラインセミナーのお知らせ
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6月22日(火)の株探「米国株」サービス開始を記念しオンラインセミナーを期間限定で配信します。
武者陵司氏を講師にお招きし、コロナ後の世界経済と市場展望について講演いただきます。
 
◇株探「米国株」サービス開始記念スペシャルオンラインセミナー◇
 講師       武者陵司
 進行       三井智映子
 セミナー放送時間 2021/6/25(金) 19:00~20:00
 
▼ご視聴は下記ページよりお願いいたします。
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106190091
 
※視聴は無料です。どなた様でも視聴いただけます。
 
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☆今週の注目記事☆その1
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8連勝で負け知らず、レスキュー隊所属の兼業さんのコツは?
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【強い投資家はどんな人~日本株投資家3900人調査で解明!】
◇第19回(ケーススタディ編)◇
 
2013年に投資を始めて以来、年間成績はこれまで負け知らずの8連勝!!
 
大リーグ、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手ばりのパフォーマンスを上げているのが、強い投資家の7番目のケースで紹介するsatoさん(ハンドルネーム)です。
 
普段はレスキュー隊で人命を守る仕事をされているsatoさん。日頃の鍛錬の成果は、ビデオ会議の画面越しでも容易に伝わります。
 
そして、さわやかな笑顔と丁寧で冷静な語り口。鍛え抜かれた体格と柔らかな表情は、まさに大谷選手を彷彿させます。
 
「ちょっと、よいしょし過ぎじゃないの」と思う人もいるかもしれませんね。一歩引いて相手を観察することが生業の『株探』編集部Mですが、satoさんには、そう言ってしまうだけの要素があることを取材を通して感じました。
 
まず真摯に、そして誠実に投資に向き合う姿があります。8年間で書き留めた23冊の投資ノートが、それを表しています。
 
普段から気がついたことを書き留める原点は、学生時代に取り組んでいた陸上競技での練習にあるそうです。
 
今の自分の状態や課題を書き留め、着実に進歩していく取り組みを投資でも実践。それによって結婚を機にクルマを売って作った95万円は、追加資金も含めて運用した結果、5000万円を超える額に膨らみました。
 
この調子でいけば、いつかは億り人になりそうです。そんなsatoさんがどのように投資の腕、銘柄選びの着眼点を磨き上げてきたのかを2回にわけて紹介しています。
 
詳しくは株探プレミアムに登録して、記事をご覧ください。
 
▼第19-1回(ケーススタディ編)
8連勝で負け知らず、レスキュー隊所属の兼業さんのコツは? -上
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106210822
 
▼第19-2回(ケーススタディ編)
8連勝で負け知らず、レスキュー隊所属の兼業さんのコツは? -下
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106250278
 
【強い投資家はどんな人~日本株投資家3900人調査で解明!】
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☆今週の注目記事☆その2
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1万円を突破、「超安定ときどき急騰」のトヨタっぽい銘柄を探してみる
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第67回◇
 
万年割安の超優良銘柄――。
 
編集部Mが以前、取材した自動車アナリストには、もの作り立国ニッポンを代表するトヨタ自動車<7203>株をこう評していた人がいます。
 
実際に同社株はPER(株価収益率)が10倍前後で推移しています。『株探プレミアム』のヒストリカルPER機能で簡単に確認できます。
 
そんなお手頃バリュエーションになるのは、同社の自動車販売台数が今から短期間で2倍、3倍と増え、収益力が大幅アップする可能性は極めて低いことを考えれば当然です。米GM(ゼネラル・モーターズ)や独フォルクスワーゲンのPERも、似たような水準です。
 
伝統的な自動車銘柄同士での比較では、トヨタは決して割安ではありません。とはいえ、いくら同社が利益水準を伸ばしても、トップラインで大幅な成長が見込めない限りは、同業他社を大きく上回るバリュエーションが付くことは期待薄。その点では、万年割安状態といって、差し支えないのでしょう。
 
そんな冷めた、というか合理的に評価されているトヨタ株が、先週、初めて株価1万円の壁を突破しました。5月に入ると5週連続の陽線を描いていました。
 
円安方向に向かった影響もあるでしょうが、米国の金融政策を巡って、強気と弱気が交錯する中で、株価を大台に載せたトヨタ株の強さの源泉を、データで解明したのが今回の記事です。
 
ミソは、分析によって解明したファクターから、トヨタっぽい銘柄を探し出していることです。これらの内容は株探プレミアムに登録して、ご確認ください。
 
▼第67回
1万円を突破、「超安定ときどき急騰」のトヨタっぽい銘柄を探してみる
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106230488
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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☆今週の注目記事☆その3
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「児童手当」を利用すれば300万円は余裕! 教育資金作りの王道とは
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【清水香の「それって常識? 人生100年マネーの作り方」】
◇第30回◇
 
清水香の「それって常識? 人生100年マネーの作り方-第30回
 
問題です。 幼稚園から高校までの平均的な教育費は、すべて公立のケースではいくらでしょう。
答え:     541万円です。
 
続いて問題です。では幼稚園から高校まですべて私立だった場合の教育費は?
答え:     1830万円です。
 
最後の問題です。年収が約900万円未満の場合、中学生の「児童手当」はいくらでしょうか。
答え:     月額1万円です。
 
幼稚園から高校までの教育費、さらに習い事や塾の費用、そして大学の学費と、子どもの教育にまつわるお金は、家計にとっては重しになります。
 
そうした中で、中学生までの子ども1人に支給される「児童手当」の総額は15年で200万円ほど。十分ではないものの、家計の助けになることは間違いありません。
 
その児童手当を賢く利用する技を紹介するのが今回の「100年マネー」の記事です。詳しくは株探プレミアムに登録して、ご覧ください。
 
▼第30回
「児童手当」を利用すれば300万円は余裕! 教育資金作りの王道とは
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106240281
 
【清水香の「それって常識? 人生100年マネーの作り方」】
うまい投資家は、投資に限らずお金にまつわる様々な感度が高いもの。人生100年時代のお金の新常識を、財務省の専門家会議の委員やNHK「あさイチ」など各種メディアで活躍するファイナンシャルプランナーの清水香が伝授します。
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(株探プレミアムって、どんな機能があるんだろう?)
    .。o○
( ´・ω・`)
 
 
株探プレミアムは専用コラムだけではありません。
 
ヒストリカルPER、リアルタイム株価、通期業績25期分、日本の株主など、月額2460円(税込)でいろいろな機能をご利用いただけます。
 
そして、いよいよ米国株プランも始まりました!
 
詳しくは↓こちらをご覧ください!
 
▼株探プレミアム 日本株プランのご紹介
⇒ https://info.kabutan.jp/
 
▼株探プレミアム 米国株プランのご紹介
⇒ https://info.kabutan.jp/lp/us/feature.html
 
 
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好業績続く“中小型株”をリストアップ
明日は「第2弾」をリリース
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「成長株特集」では3月期決算企業の本決算発表が出そろってから、これまで22年3月期に最高益を見込む企業にスポットライトを当てて特集記事を配信してきました。今週は最高益リストからは外れたものの、今期に好業績が続く見通しを示している成長企業を取り上げます。
 
24日(木)に配信した「第1弾」では、時価総額300億円以上3000億円未満の銘柄を対象に、22年3月期の経常利益が2ケタ成長かつ連続増益を計画している企業を紹介しました。
 
▼好調継続の中小型株、22年3月期【連続増益】リスト〔第1弾〕(6/24)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106240999
 
明日19時30分にリリースする「第2弾」では、時価総額100億円以上300億円未満の銘柄の中から、好業績が続く見通しの中小型株をリストアップします。有望銘柄の発掘にご活用ください!
 
※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
▼[PC]市場ニュースの[特集]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5
▼[スマホ]市場ニュースの[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
※各特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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横山利香の
令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術
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「ゼロから始める『株探』の歩き方」で株探の使い方を丁寧に解説して好評を博した、テクニカルアナリストの横山利香さんによる連載新シリーズです。
 
個人投資家の中には優待ラバーの方もいらっしゃることでしょう。しかし、そんな貴方を脅かす黒い影が忍び寄ってきているとしたら…。
 
しかも、それは来年4月に予定されている株式市場の再編に関係があるとしたら…。でも、再編は市場活性化の起爆剤だったはず?
 
今回は、株主優待を活用して投資家を集めてきた企業に表れ始めたある“異変”に焦点を当て、個人投資家に身を守るための技を伝授します。
 
初心者の方も、腕に覚えのある方も本シリーズを活用して投資テクニックに磨きをかけましょう!
 
▼最新記事(06月18日公開)← NEW!
(5)「市場再編の波に揺れる株主優待、リスク回避のために知っておくべきこと」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202106180257
 
★「ゼロから始める『株探』の歩き方」も読めます★
⇒ バックナンバーはこちら!
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※06月25日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
 
1.好業績中小型株・最強フォーメーション「激辛厳選10銘柄」 <株探トップ特集>
2.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月22日発表分)
3.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─黒転銘柄に注目!再び業績相場に回帰へ
4.明日の株式相場に向けて=「パワー半導体」と「レーザー」が輝き放つ
5.【杉村富生の短期相場観測】 ─FOMCの結果(タカ派色)に惑わされるな!
 
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]06月26日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20210626
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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対象:2018年11月以前に会員登録された方
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・「生年月日」
 
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誠にお手数ですが、何かの機会にご登録いただけましたら幸いです。
 
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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06月26日(土)
06時30分 今週読まれた記事
06時40分 今週の【早わかり株式市況】
08時00分 植木靖男の相場展望
08時30分 植草一秀の「金融変動水先案内」
08時50分 今週の【話題株ダイジェスト】
09時00分 今週の【上場来高値銘柄】
10時00分 富田隆弥の【CHART CLUB】
19時30分 “さよならマスク”を先取れ! 本格始動する「化粧品株」復活相場の行方 <株探トップ特集>
 
06月27日(日)
午前中  伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】※P
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
09時15分 杉村富生の短期相場観測
09時30分 北浜流一郎のズバリ株先見!
13時30分 明日の好悪材料
16時00分 10万円以下で買える、連続増益&低PBR【2部・新興】編 <割安株特集>
17時00分 株価指数先物 【週間展望】
18時30分 和島英樹のマーケット・フォーキャスト
19時30分 好調継続の中小型株、22年3月期【連続増益】リスト〔第2弾〕<成長株特集>
 
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※記信予定は変更となる可能性があります。
 
 
 
米国株サイトの提供を開始しました。是非一度、ご覧ください。
 
今週も、最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
 
 
☆次回配信は【 07月03日(土)】の予定です。
 
あなたの相場に、幸あれ!――――☆