静かなる期待感

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株探編集部からのお手紙 2019年12月28日
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ー CONTENTS ー
今週のお手紙
今週の注目記事×2本!
成長株特集「上方修正期待リスト」2本立て
ゼロから始める『株探』の歩き方
年末年始&新年特集のお知らせ
今週の株探人気記事ランキング
【株探ヘルプ】年末年始休業のお知らせ
プロフィール登録のお願い
今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探会員のみなさま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
2019年相場も、取引は残すところあと1日となりました。
 
12月27日時点の日経平均株価2万3837円は、前年末比では19.1%高。
2018年の年間騰落率がマイナス12.1%でしたから、2019年は悪くない1年だったと言えそうです。
 
ところで、そのさらに前、2017年の年間騰落率もプラス19.1%でした。
2017年からの+19.1%、-12.1%、+19.1%という並びをみると、根拠はなくとも2020年にも“-12.1%”が到来しないか少し心配になるのが人情というもの。
 
大納会を残しているため、2019年がこのまま+19.1%で終わるかはまだ分かりませんが、2017年の+19.1%と2019年の+19.1%を比べてみましょう。
 
2017年は後半に日経平均の記録的な連騰やバブル崩壊後高値の20数年ぶりの更新があり、大活況に包まれた年でした。
 
振り返ると2015年夏から2016年初めにかけて、中国経済の減速懸念などを受け日経平均は8月高値2万946円から翌年2月の安値1万4865円までわずか6ヵ月で30%近く下落。
クライマックスとなった2月には3日間で2000円を超える叩き込みがありました。
さらに6月には英EU離脱ショック安で一時1374円安、11月にはトランプ米大統領当選ショック安で一時1059円安と、数年に1度レベルの暴落に年間3度も遭遇する大荒れの1年が2016年でした。
 
しかし、2月安値、6月安値、11月安値で逆三尊を形成、その後は上昇トレンドに転じて迎えたのが2017年。
10月に日経平均は16連騰を記録、11月に1992年以来となる2万3382円の年高値をつけたのでした。
 
そのため2017年は高揚感に包まれたまま年末相場を終え、その勢いのまま2018年に突入。
1月に2万4129円と1991年以来の高値をつけたもののここが天井となり、3月安値2万0347円まで15%超下落。
年末年始の熱狂の中で参入してきた投資家も多く、痛手を負った方も少なくなかったようです。
 
それに比べると2019年は、静かな静かな年末です。
東京株式市場は12月23日以降、記録的な閑散商状となり、25日には売買代金が1兆992億円まで低下。
実に2012年12月以来7年ぶりの低水準です。
 
いわゆる天井圏では、熱狂のなか新規の資金が流入し売買代金が膨張。
しかし上値を買い進む限界に到達し、相場が崩れていきます。
 
2019年にあるのは、2017年末の盛り上がりとはかけ離れた風景です。
静かであるがゆえに内に秘めた力を感じざるをえない、2020年に向けた期待が高まる年の瀬と言えるでしょう。
 
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☆今週の注目記事☆
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赤字なのに高リターン、
“ゾンビ”と“不死鳥”銘柄の見分け方
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第31回◇
 
業績不振などで人気がなく、株価が100円以下などに評価されている銘柄にあえて注目する戦略があります。ボロ株や低位株と呼ばれるこうした銘柄は、皆が敬遠しがちで流動性に欠ける分、ちょっとした好材料で株価が跳ねやすく、そこがリターンの狙い目になります。
 
もちろんこのボラティリティー(株価の変動率)の大きさはリスクでもあり、高リスク・高リターンの投資戦略になります。今回の「日本株・数字で徹底診断!」のテーマは、いわゆるボロ株が対象ではありませんが、その構成要素の1つである赤字銘柄の投資効果についてです。
 
株式投資にとって赤字転落は重大な懸念材料ですが、赤字になっても株価が好調に推移している例があります。例えば昨年末時点で、過去12カ月の純利益が赤字の2銘柄を見てみましょう。
 
コネクター大手の第一精工 <6640> の年初来リターンは、100%超え、つまり株価は2倍以上になっています。一方、「いきなり!ステーキ」でおなじみのペッパーフードサービス <3053> では、マイナス50%程度となっています。
 
2つの銘柄の明暗の分け目はどこにあるのか? 東証1部と2部の赤字銘柄を過去10年の定量分析で探ったのが、今回の内容です。分析で判明したことの中に、意外な事実がありました。
 
パフォーマンスが良い赤字銘柄は、その後に黒字転換という好材料があったと考えがちです。しかし、分析では、赤字銘柄の10年累積パフォーマンスは、黒転銘柄よりも大きくアウトパフォームしていたのです。
 
こうなると赤字≠悪材料と考えたくもなりますが、もちろんそんなことはありません。では高パフォーマンスをもたらす赤字銘柄は、どのような特性を持ち合わせているのか?
 
詳しい内容は、株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
▼第31回「赤字なのに高リターン、“ゾンビ”と“不死鳥”銘柄の見分け方」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201912250349
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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☆今週の注目記事☆その2
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IPO直後に、短期でリターンを狙うセカンダリー投資・3つの技
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【IPO投資のツボ第2回~すご腕投資家・JACKさんに聞きました(下)】
 
12月はIPO(新規株式公開)が盛んになる時期で、今年も26日までに、22銘柄がIPOをしました。その成績はというと、初値が公開価格を比べた騰落率をみると20勝2敗の好成績。
 
勝ち銘柄のうち、初値上昇率が最も高かったのがIR(投資家向け広報)支援などを行うウィルズ <4482> [東証M]の372.4%(約4.7倍)、最低でもフリーランスと企業を仲介するウェブサイトを運営するランサーズ <4484> [東証M]の15.3%でした。
 
こんな数字を見ると、「やっぱりIPO株は公開前に手に入れてなんぼ」、と思わずにはいられません。しかし、抽選に外れても、公開後にもリターンを狙うチャンスはある、というのが今回の内容です。
 
考えてみれば、当たり前の話です。公開したら、その他の銘柄と同じく株価は日々動き、そこに投資機会が生じます。しか~し、IPO株には新顔ならではの魅力があります。どんな世界でも、新人には独特の魅力が存在するものです。
 
それは妄想だったり、期待だったり、そして落胆だったりとさまざま。IPO株に対しても、投資家の過度ともいえる期待やいろんな思惑が錯綜します。それによって短期に限らず中長期の時間軸でも独自の値動きを生み出し、そこに投資妙味を見出すことが可能なのです。
 
今回は上場日から数営業日にかけてもたらされやすい特徴を利用して、リターンを追求する例を、すご腕投資家のJACKさん(ハンドルネーム)から解説してもらいました。
 
JACKさんによれば、IPO直後には3つのステップで、投資チャンスを探っているといい、最初に行うのが、その当日のストップ高よりやや安い価格で、「逆指値」による買い注文を出します。
 
なぜストップ高にやや近い価格なのか。指値でなく、逆指値を使う理由は。そして2と3のステップはどのように行うのか? 詳しい中身は、株探プレミアムに登録して記事をご覧ください。
 
▼IPO投資のツボ-第2回
「IPO直後に、短期でリターンを狙うセカンダリー投資・3つの技」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201912260380
 
【プレミアム専用スペシャルリポート】
個人投資家のために、金融・経済さらには政治、社会、文化に関連する話題を選りすぐったハイクオリティ・リポートです。
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2019年最後の成長株特集は
「上方修正期待リスト」2本立て
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今年最後の成長株特集は「上方修正期待リスト」2本立てとなります。
 
明日19時30分にリリースする「新年相場を彩る、20年2月期【上方修正】候補リスト」は、年明けにピークを迎える2月期決算企業の第3四半期決算発表時に、通期計画を上方修正する可能性が高い「好業績&高進捗」銘柄を紹介します。
 
26日に配信した「上方修正先回り、19年12月期【業績上振れ】候補 30社選出」も併せてご覧ください。
 
▼上方修正先回り、19年12月期【業績上振れ】候補 30社選出
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201912260780
 
※この特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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【今年最後の更新です!】
横山利香のゼロから始める「株探」の歩き方
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株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界を隈なく探索するための実践ガイドの連載です。
 
今回から株価の変動要因となる「ニュース」、いわゆる材料との向き合い方を探っていきます。
 
最近はあまり聞かなくなりましたが、昔、市場では「早耳」という言葉が使われたものです。人に知られていない情報をいち早く手に入れることに大きな価値があった時代です。
 
現在ではさまざまな、それも大量の情報がほぼ一斉に投資家の手元に届くようになりました。ただ、それだけに、効率的な情報収集の方法、株価に与える材料の影響の大きさの見極めなど、個人に求められるスキルも複雑さを増しています。
 
こうした情報の中でも個人投資家の関心が高いのが決算関連のニュースです。今回はその読み方について、決算発表前に確認すべきポイントと流れを整理しながら丁寧に解説していきます。
 
横山さんのわかりやすい解説で、あなたも“株探の達人”に!
 
☆最新記事(12月27日公開)← NEW!
▼「(11)決算発表予定前に確認したいニュースと数字、株価いろいろ」
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201912270240
 
★前シリーズも読めます★
⇒ バックナンバーはこちら!
 
※当連載はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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今年もお世話になりました!
■年末特別企画&新年特集のお知らせ■
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2019年も株探をご利用いただき、誠にありがとうございました。
日頃の感謝を込めて、今年も「年末特別企画」&「新年特集」を配信いたします!
 
年末恒例の「年間ランキング」から始まり、豪華執筆陣が斬る!有望株シリーズ、「新年お年玉7銘柄」、成長株特集&割安株特集、「新年3大テーマ」などなど、退屈な冬休みが有意義になる特集記事が盛りだくさん!
 
期間中は随時更新いたしますので、詳細は下記のご案内ページをチェックしてください!
 
▼【告知】2020年「新春特集」のご案内
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201912260233
 
※記事配信後は、各記事へのリンクページにもなりますのでご活用ください。
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※12月27日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
始まった“半導体”大相場、マッハ上昇トレンドに乗る「驚速7銘柄」 <株探トップ特集>
世界に飛躍する「メディカル機器」関連、投資妙味膨らむ7銘柄 <株探トップ特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 24社選出 <成長株特集>
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月23日発表分)
【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 上昇トレンド株の拾い場、掉尾に利益積み上げへ!
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]12月28日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20191228
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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【株探ヘルプ】年末年始休業のお知らせ
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日頃「株探」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
年末年始にあたり誠に勝手ながら、下記の日程でお休みさせていただきます。
 
●休業期間
2019年12月28日(土)~2020年1月5日(日)
※2020年1月6日(月)より通常営業いたします。

フォームからのお問い合わせは上記期間中も受け付けております。
期間中にいただいたお問い合わせは、年明け6日より順次対応させていただきます。
 
⇒ フォームからのお問い合わせこちらから
⇒ 株探ヘルプ
 
お客様には大変ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 
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◆◇会員プロフィール登録のお願い◇◆
◇対象:2018年11月以前に会員登録された方◇
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昨年11月の無料会員開始に伴い、会員登録情報の項目に次の2つを増やしました。
「ニックネーム」
「生年月日」
これらの内容は、ご本人様確認が必要なお問い合わせをいただいた際に、確認材料の一部とさせていただきます。
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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12月28日(土)
06時30分 今週読まれた記事
08時30分 植草一秀の「金融変動水先案内」
19時30分 量子コンピューター関連「異次元の株高」復活へ<株探トップ特集>
 
12月29日(日)
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
13時30分 明日の好悪材料
16時00分 5万円以下で買える、財務健全・低PBR「お宝候補」【2部・新興】編
19時30分 新年相場を彩る、20年2月期【上方修正】候補リスト ← 今回ご紹介した記事☆
 
なお、下記日程につきまして一部の連載をお休み・変更させていただきます。
 
<28日(土)>
 ・【植木靖男の相場展望】(8時00分)⇒ 休載
 ・富田隆弥の【CHART CLUB】(10時00分)⇒ 休載
<29日(日)>
 ・伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】(8時00分)⇒ 休載 
 ・杉村富生の短期相場観測 (9時15分)⇒ 休載
 ・北浜流一郎のズバリ株先見!(9時30分)⇒ 休載
<30日(月)>
 ・株探トップ特集(19時30分)⇒「割安株特集」に変更
 ・相場観特集(18時30分、19時45分)⇒ 休載
 
☆次回配信は 年明け1月1日(祝)の予定です。
  さて、週明け30日(月)は大納会。
  2019年を景気よく終われますように…!
 
  そして来年も、
  あなたの相場に、幸あれ!────☆