AIの“スピード違反”は取り締まれない

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株探編集部からのお手紙 2020年11月14日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事
・【青天井】&【増収増益】
・ゼロから始める「株探」の歩き方
・今月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
日経平均2万5587円、NYダウ2万9933ドル。米大統領選がバイデン氏の勝利でほぼ確定し、直後に米ファイザーの新型コロナウイルス治療薬に関するニュースが流れると、株式市場は目をみはる勢いで上値を追いました。日経平均は11月2日からの8日続伸で2543円と11%も上昇しています。
 
このような急激な上昇・下落の背景には、AI(人工知能)による高速自動売買が影響していると言われています。人間が“スピードの出過ぎ”に恐怖を感じるような局面でもAIは怯むことはありません。淡々とプログラムに従って売買を繰り返し、「29年ぶり」「史上最高値」といった記録にも影響されません。
 
人間としては、この値幅感・スピード感に慣れるしかないのでしょう。AIがいくらスピード違反と思える速度で突っ込もうとそれが彼らの“通常運転”なのです。
 
ただ、だからといって株式市場がAIに支配されているという事ではありません。誤解されている方も多いかもしれませんが、現在のAIはまだ自分でモノを考えて判断することはできず、与えられた条件に対して売買を決定するだけの、いわゆる“計算機”と同様のものです。計算速度と処理する情報量は恐ろしいものがありますが、「この時は買い、この時は売り」と条件を与えるのはあくまで人間です。
 
つまり、AIをプログラムする“人間”が判断して基準を与えているということです。“AI vs.人間”という対立軸はまだ存在しないことがわかれば、まだまだ人間的な相場観も有効であるといえるのではないでしょうか。人間的な感覚では、このあと一旦は調整を挟むのが自然です。
 
また、折しも日本では新型コロナ感染“第3波”が懸念され、世界でも1日の感染者数が66万人を突破し過去最多となりました。これらのニュースはAIの売買にも影響を与えそうです。
 
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☆今週の注目記事☆その1
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緊急事態に負けず資産を3.5倍に、秘訣は“過熱スルー”のIPO投資
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【目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技 IPPOさんの場合】
◇第1回◇
 
抽選で当たらなければ、意味がない。
急騰するけど、急落もするから怖~い。
若い会社が多いから、先の成長が楽しみ。
若さ ≒ 未熟でもあるから安定感に欠けるよね。
「上場ゴール」というハズレをつかまされるのは、絶対に勘弁してほしい。
――,etc.
 
皆さんIPO(新規株式公開)銘柄というと、どんなイメージをお持ちですか。
冒頭に挙げたように、IPO銘柄には好悪さまざまな見方があるかと思います。
 
頑張り投資家さんシリーズ、3人目に登場するのは、こんな「毀誉褒貶」性を持つIPO銘柄でリターンを積み上げているIPPOさん(ハンドルネーム)です。関東圏在住の30代の兼業投資家さんです。
 
株式投資を本格的に始めたのは2015年からと、投資歴は5年ほどですが、このコロナ禍の最中でも資産を3.5倍に膨らますことに成功しています。
 
「今年は爆騰しているIPO銘柄も多いし、サプライズでもないんじゃないの」と思う人もいるでしょう。
 
たしかに、この9月末にIPOしたヘッドウォータース<4011>は、初値が公開価格の約12倍になっています。また、そこまでいかなくても初値騰落率が2倍以上になった銘柄も10月末時点で26と、全体の半数近くを占めています。
 
しかし、これはあくまでも公募で当たって初値で売り抜ける、いわゆるプライマリー投資での場合です。
 
IPPOさんから学ぶべきは、初値が付いた後から参戦するセカンダリー投資で、負けにくい投資法を編み出し、しっかりとリターンを積み重ねていることです。
 
もちろんプライマリー投資も手掛けていますが、公募より応募が多い場合は抽選になるので、運任せの面は払拭できません。
 
しかし、セカンダリー投資はすべての投資家にチャンスが開かれており、リターンを生むのは本人の腕次第です。
 
ではIPPOさんの負けない投資とは。それはIPO銘柄独特の需給環境の分析と、株式投資の王道である企業価値分析をしっかり行っていることです。
 
IPPOさんのハンドルネームは、IPOと一歩一歩という意味を兼ねています。肉食的なIPO銘柄で、一歩一歩、コツコツ草食的な投資とはどんなものか?
 
詳しくは株探プレミアムに登録して、記事をご覧ください。
 
▼IPPOさんの場合-第1回
緊急事態に負けず資産を3.5倍に、秘訣は“過熱スルー”のIPO投資
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202011100267
 
【目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技】
「習うより慣れろ」というように、投資で腕を上げるには継続が重要。とはいえ、ただやみくもに続けても、時間とお金の無駄です。このコラムは、投資経験はそれほど長くないものの、研鑽を積み重ね、成果を上げている投資家さんにフォーカス! その姿を通して、上達のヒントを提供します。
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☆今週の注目記事☆その2
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1万円復活も見えたソニー株は、「コングロマリット・プレミアム」時代の先駆け?
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第52回◇
 
米大統領選の喧騒につつまれ、少々忘れられ気味だった感がありますが、10月末から今週末まで決算発表の最盛期にありました。
 
米バイデン新政権の誕生や新型コロナ・ワクチンの開発進展で、足元ではさまざまな思惑が渦巻いています。しかし、先を読むにも、足元のファンダメンタルズをしっかり把握しておくことは、投資の腕を上げるのに欠かせない作業です。
 
そこで、今中間決算に前年同期比26%の経常増益とサプライズ着地し、株価も11月に入った直後に9300円の高値を付けたソニー<6758>に注目してみました。
 
ソニー株は2001年5月を最後に長らく1万円割れとなっていますが、20年近くたって再び大台に乗る可能性も出てきました。
 
そのソニー<6758>といえば、世界に名だたるエレクトロニクスメーカーというイメージがありますが、今回の好決算を牽引したのは祖業だったのでしょうか?
 
同社のセグメント別業績をみると、今回の決算で業績を牽引したのは「ゲーム&ネットワークサービス」部門がダントツ! 次いで貢献度が高かったのが「音楽」部門でした。
 
そして3番目が祖業を引き継ぐ「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション」部門になります。
 
「ゲーム&ネットワークサービス」もエレクトロニクス関連といえばそうなりますが、ご存じのように同社の事業は「音楽」や「映画」、そして「イメージング&ソーシング・ソリューション」「金融」と多岐にわたります。
 
もはやエレクトロニクスメーカーというよりは、エンターテインメント分野を主体とするコングロマリットと呼ぶほうがふさわしい業態です。そんな多角的な事業展開が、今回の決算では、功を奏した格好となりました。
 
しかし、株式市場では「コングロマリット・ディスカウント」と呼ばれるように、多様な事業を展開する銘柄には冷ややかで、それはかつての総合電機や、足元の総合商社に対する評価をみればおわかりと思います。
 
こうしたコングロマリットが“ディスられている”状況を、ソニーの好決算は吹き飛ばすことになるのか? それが今回のテーマです。
 
分析では定量的にコングロマリットと非コングロマリットを分類し、景気敏感とディフェンシブ業種に分けて、過去からの株価パフォーマンスを検証、先行きの業績見通し等も鑑みて結論を出しました。
 
なお記事の最後には分析に関連する銘柄を120掲載しています。これらの内容は株探プレミアムに登録して、ご確認ください。
 
▼第52回
1万円復活も見えたソニー株は、「コングロマリット・プレミアム」時代の先駆け?
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202011110228
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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あすは利益成長【青天井】第2弾リリース
【増収増益】リストで有望株を総ざらい!
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21年3月期上期の決算発表がほぼ出そろいました。明日15日(日)19時30分の成長株特集は、「利益成長【青天井】銘柄リスト」の第2弾をリリースします。8日に配信した「第1弾」に続き、直近3ヵ月の7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を達成し、かつ通期も最高益更新を見込む企業をリストアップします。
 
決算集中期間中に配信した「収益回復に期待高まる、7-9月期【増収増益】リスト」とあわせて、有望成長株の発掘にご活用ください!
 
▼収益回復に期待高まる、7-9月期【増収増益】リスト 11月13日版
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202011130905
 
※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
▼[PC]市場ニュースの[特集]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5
▼[スマホ]市場ニュースの[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
※各特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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【株探ユーザーのバイブル】
横山利香の
ゼロから始める「株探」の歩き方
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株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界を隈なく探索するための実践ガイドの連載です。
 
今回、横山さんが取りあげるのは「市場マップ」です。様々な色の升目が入り乱れて並んでいるマップは一見しただけでは「?」。まるで暗号のように感じられるかもしれません。また、市場全体の動きよりも個別銘柄の研究だけで手一杯という方も少なくないことでしょう。
 
しかし、「木を見て森を見ず」という視野の狭さを戒める格言があるように、株式投資では大きな流れをつかむことも大切になります。
 
この「市場マップ」には市場の全体像を様々な角度から分析するためのツールが揃っています。いま買われている業種は何であるのか? 売られている業種は? 市場に過熱感が兆してはいないか? そろそろ転機が近づいてはいないか? 等々――こうした視座を得るために活用したいのが「市場マップ」なのです。
 
「森を見て木を見る」――市場の現在の状態と人気化している業種を分析し、次に物色の矛先が向かうのはどの業種なのか、物色の波を捉えることができれば、投資の効率化とリスク低減につなげられるのではないでしょうか。
 
横山さんのわかりやすい解説で、あなたも“株探の達人”に!
 
▼最新記事(11月06日公開)
(31)「循環スイングトレード」で、株式市場のトレンドをつかもう【市場マップ】
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202011060287
 
★前シリーズも読めます★
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※当連載はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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☆今月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30☆
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<割安株特集>で人気の「配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」。毎月上旬、中旬、下旬と計3回配信しています。
 
最新記事は↓こちらです!
 
☆11月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>(11/12)
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※配信予定は、変更となる可能性があります。
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※11月13日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
 
1.上昇相場「再起動」、バブル後高値で時機到来の「好決算・特選材料株5」 <株探トップ特集>
2.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月9日発表分)
3.利益成長【青天井】銘柄リスト〔第1弾〕 17社選出 <成長株特集>
4.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 黄金の3ヵ月を支える万全の土台、狙うは日本版大型グロース株!
5.「全固体電池」が8位、バイデン新政権でEV向け次世代電池に再脚光<注目テーマ>
 
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]11月14日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20201114
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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11月14日(土)
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来週末は土・日・月と3連休ですね! 今月は祝日があってうれしいです。あと一週間がんばりましょう!
 
今週も、最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
 
☆次回配信は【 11月21日(土)】の予定です。
 
 あなたの相場に、幸あれ!――――☆