プレイバック2012

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株探編集部からのお手紙 2020年3月14日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事×3
・ゼロから始める『株探』の歩き方
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
 
おはようございます。
株探編集部です。
 
現在進行形で続く新型コロナウイルス感染の広がりと世界経済に与えた影響、株式市場を襲った前例のない暴落は、事態が落ち着いた後に様々な角度からまとめられ、歴史の1ページとして長く語り継がれることになるでしょう。
 
とはいえ、今を生きる私たちは傍観者でいることは許されず、感染拡大を食い止めるための行動を取らねばなりません。
景気が失速する中で自らの暮らしを守る生活者として生きねばなりません。
そして株式投資家は、危機の中で資産を守るとともに、次に起きることが何かを考えねばなりません。
 
2月6日に1744ポイントをつけていたTOPIXは、3月13日、一時1202ポイントまで急落しました。
東証1部の市場価値が1ヵ月余りで3分の1近く吹き飛んだことを意味します。
2019年10~12月のGDPは年率換算で7.1%減でした。
2020年1~3月はさらに悪化するのは間違いなく、単なる景気後退を超えて、“恐慌”という言葉すら浮かんできます。
 
そして同時に、「資産家は恐慌時に生まれる」という相場格言も思い起こされるのです。
 
2012年12月。
アベノミクス相場が始まった月の日経平均の始値は9484円でした。
途中、何度かの中間反落を繰り返しながらたどり着いた高値は2018年10月の2万4448円。
多数の投資家が多額の資産を築き上げたこの強気相場は、リーマン・ショックの暴落と、東日本大震災という国家的危機を終えた後のどん底の状態から始まりました。
 
株式市場の歴史を紐解くと、様々な危機が暴落をもたらし、暴落によって作られた安値から始まった強気相場が多くの投資家に成功をもたらしてきたことが見えてきます。
 
3月13日のマーケットを眺めていると、ありえないと表現するほかない株価指標にあふれています。
例えば日本を代表する企業であるメガバンクや総合商社には、予想配当利回り6%超えが多数出現しています。
あるいは過去最高益を見込みながら、わずか数ヵ月で半値まで売り込まれた銘柄がそこかしこに存在します。
 
もちろん急速な景気悪化による利益減や減配の可能性を織り込んだものと説明はできます。
しかしこの中には、危機が終息した後には元通りの優良企業として活躍するものが混じっている可能性は高いでしょう。
 
落ちるナイフをつかみに行く必要はありません。
今はまだ落ち着きどころを探る時間帯です。
 
しかしあらゆる銘柄がなぜだか安値に売り込まれ、しかし金融緩和と景気刺激策が実行される目前の、あの2012年12月のような瞬間もまた、近づいているのかも知れません。
 
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☆今週の注目記事☆その1
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日経平均2万円割れ、
反発狙いでの注意点は?
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【Bコミさんこと坂本慎太郎さんに緊急インタビュー(上)】
 
世界中の株式相場が悲鳴を上げている状況です。とはいえ、いつの時代も相場の暴落や急落が訪れた後には、どこかで底を打ち反転に向かいます。
 
常に「次の次を準備しておく」のは、投資のセオリー。悲観一色の今も、この状況が一服した時の投資戦略を考えておきたいものです。そこで、株探プレミアムでは、個人投資家の間では「Bコミ」さんとして知られる株式評論家の坂本慎太郎さんに緊急インタビューしました。
 
まだ、ご存じでない方に坂本さんの簡単な略歴を紹介すると、メーカー勤務後に大手生命保険会社に転職し、株式及び債券のファンドマネージャーさらに株式ストラテジストとして実績を積んだ後に独立、現在は自らも投資をしつつ個人投資家向けに投資教育を行っています。プロと個人、双方の投資家の気持ちを熟知している方です。
 
本題の反発狙いの準備に戻ります。坂本さんはここ数年の日米の企業業績推移などから、株式投資には慎重姿勢の立場だと前置きした上で、足元の急落から反発を狙う場合に注目するセクターや銘柄及びその着眼点を披露してくれました。
 
足元で進行する円高や原油安が追い風になるものや、その他の点で注目できるものが挙がりました。坂本さんは、全体相場が反発に転じた場合でも、上値は重いという見通しを持っています。その中で注目できる銘柄は、企業業績が安定もしくは成長の余地が見られるものといいます。
 
当たり前といえば当たり前ですが、勝負銘柄が含み損を抱えて平常心を失っていると、つい株式投資の当たり前(基本)をおろそかにしてしまうこともあります。平常心を取り戻す意味でも、Bコミさんから株式投資の基本をおさらいするのも手です。
 
詳しい中身については、株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
▼日経平均2万円割れ、反発狙いでの注意点は?
 ~Bコミさんに緊急インタビュー(上)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202003100609
 
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☆今週の注目記事☆その2
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アナリストと個人、今はどっちの予想が信頼できる!?
 ⇒ 外発性モチベーション
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【大槻奈那の「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」】
◇第2回◇
 
初回の記事が爆発的に読まれた新コラム、「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」。その2回目の記事がアップされました!
 
今回は証券アナリストのやる気、というこれまで大っぴらに語られることが少なかったことを題材にしています。メルマガ読者の皆さんも株探ニュースで、アナリストの株価レーティングの変更情報を欠かさずチェックしているという人もいるのではないでしょうか。銘柄によっては、レーティング変更が株価に大きなインパクトを与えることもあるので、注目するのも当然です。
 
その道のプロであるアナリストは、いつも全力で銘柄分析に臨んでいるはずですが、彼らも人間。仕事にやる気が出る時、出ない時があって当然です。では、彼らのやる気に大きな変化を及ぼすのは、どんな時なのでしょうか。
 
外資系金融機関の場合は、つい最近ありました。彼らが受け取るボーナスは、非常に高額なこともあれば、まったくないという、まさに現金な内容です。そのボーナスの半分以上は、自社株で支給されるのが一般的とのこと。
 
ということは、非常に高評価なボーナスを受け取った人でも、足元の株価暴落でかなり目減りしてしまった可能性があります。つまり、本来ならやる気に満ちているべき人が、やる気を損ねてしまうような状況にあるのです。
 
今回のケースを行動経済学で分析すると、「外発性モチベーション」が当てはまります。記事では個人投資家に人気の2つの銘柄でアナリストと個人投資家の予想が真逆になっていることを紹介しています。はたして、外発性モチベーションが関係しているのでしょうか。
 
詳しくは株探プレミアムに登録して、ご確認ください。
 
▼第2回
この暴落で減るボーナスなら、元々ない方がまし!? ⇒ 外発性モチベーション
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202003130327
 
【大槻奈那の「だからあなたは損をする~心理バイアスの罠にはまらない技」】
マネックス証券・執行役員チーフアナリストの大槻奈那が心理学と経済学を融合した行動経済学の知見を踏まえながら個人投資家が陥りやすい心理の罠に迷い込まないポイントを紹介していきます。
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☆今週の注目記事☆その3
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コロナ急落からの短期反発狙いは、
個人に有利な「スイング・リバーサル戦略」で
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第36回◇
 
この相場の急落にどう対処すべきでしょうか。
 
「個人投資家の疑問は、個人投資家に聞け」ともいうべき分析を行いました。
 
著者の大川智宏さんはあくまでも短期的な戦略と踏まえた上で、日本の個人投資家の特徴として知られる「逆張り」を利用する方法を立案しました。
 
その名も「スイング・リバーサル戦略」。個人投資家の売買動向と相関係数と、ある程度のまとまった資金を動かすセミプロ投資家の間で多い売買期間を基に過去3日間のリターンリバーサルのファクターを組み合わせて銘柄を選別する戦略です。
 
この分析に基づいた参考銘柄リストも、最後のページに合計で60銘柄を掲載しています。詳しい内容は、株探プレミアムに登録してご覧ください。
 
▼第36回
コロナ急落からの短期反発狙いは、個人に有利な「スイング・リバーサル戦略」で
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202003110349
 
【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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[ 緊 急 W E B セ ミ ナ ー ]
 
3月18日(水)20:00~生配信で解説します!
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マーケットが大きく動き始めました。
この流れをピンチとするか、チャンスに変えるか?
 
“独自の眼力”で注目/ミンカブ 株式情報編集長 中村潤一
データ分析のプロ/ミンカブ執行役員 後藤亘
 
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【あす最新話公開!】
横山利香の
ゼロから始める「株探」の歩き方
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株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香さんによる、株探の世界を隈なく探索するための実践ガイドの連載です。
 
前回は信用取引の基本を取り上げましたが、今回は株探が提供する情報を使って信用取引についてさらに深掘りしていきます。
 
上昇、下落のどの局面でも収益チャンスに変えられる信用取引ですが、レバレッジを効かせられる分、損失を膨らませてしまう可能性があるハイリスク・ハイリターンの取引でもあります。
 
それは飛び切り、斬れ味の良い刀のようなもの。使い方によっては持ち主さえ傷つけかねません。しかし、その特性と危うさを十分理解した上で用いれば、大きな成果をもたらしてくれるかもしれません。現物中心の投資家であっても、少なくともその仕組みを知ることはマーケットの流れをよりよく理解することにつながるはずです。
 
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※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
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※当連載はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
 
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※3月13日昼頃集計/PC・スマホ合計
 
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
 
1.緊急事態「2万円割れ」 “底値”か“通過点”か、新型コロナ暴落の正体 <株探トップ特集>
2.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 売られ過ぎ銘柄の反発を狙う!
3.【植木靖男の相場展望】 ─ 底値波乱はいつ終わる?!
4.【杉村富生の短期相場観測】 ─ バンジージャンプ相場下の投資戦術!
5.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月6日発表分)
 
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
 
▼[PC]3月13日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20200313
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
 
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対象:2018年11月以前に会員登録された方
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2018年11月の無料会員開始に伴い、会員登録情報の項目に次の2つを増やしました。
 
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誠にお手数ですが、何かの機会にご登録いただけましたら幸いです。
 
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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3月14日(土)
06時30分 今週読まれた記事
06時40分 今週の【早わかり株式市況】
08時00分 村瀬智一が斬る!深層マーケット
08時30分 植草一秀の「金融変動水先案内」
08時50分 今週の【話題株ダイジェスト】
09時00分 今週の【上場来高値銘柄】
10時00分 富田隆弥の【CHART CLUB】
19時30分 「WEB就活元年」、新型コロナで商機獲得の勝ち組株<株探トップ特集>
 
3月15日(日)
08時00分 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】※P専用
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
09時15分 杉村富生の短期相場観測
09時30分 北浜流一郎のズバリ株先見!
11時00分 横山利香のゼロから始める「株探」の歩き方 ※今回掲載
13時30分 明日の好悪材料
16時00分 10万円以下で買える、経常最高益&低PER「お宝候補」【2部・新興】編
19時30分 利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾
 
※P専用…プレミアム会員専用記事
※今回掲載… 今回のメルマガでご紹介した記事
 
 
☆13日(金)に<株探トップ特集>を配信しました。要チェックです!
▼ノンストップ大暴落、リーマン超え新型コロナ「負の連鎖」の着地点
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202003130821
 
 
 
☆次回配信は 3月21日(土)の予定です。
  あなたの相場に、幸あれ!――――☆