「影の金利」、遂にプラス浮上の先
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株探編集部からのお手紙 2022年03月26日
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- CONTENTS -
・今週のお手紙
・今週の注目記事
・春の新生活「投資家デビュー」応援キャンペーン
・株探アンケートにご協力ください
・利益成長“青天井”リスト【総集編】
・今週の株探人気記事ランキング
・プロフィール登録のお願い
・今週末配信の「株探」おすすめ記事
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株探太郎さま
おはようございます。
株探編集部です。
昨日25日(金)の日経平均株価は2万8149円と、直近安値(終値ベース)の3月9日から14%近く上昇しました。
昨年9月28日以来の3万円台(同)への復帰も期待したくなるような環境になっています。
米国が金融引き締めに向かう中での株価の反発、特に日本は米国を凌ぐ勢いだけに、その反動を警戒したくなります。
次の「今週の注目記事その1」でも触れていますが、この先の確かなことはわかりません。が、複数の専門家の意見をまとめると以下のようになります。
まず、今後、高い頻度で利上げが実施されても、物価水準を勘案した実質金利はマイナスが続く見通し。預金などに資金が吸収される可能性は低いため、景気を冷やすことなく、株式市場への資金流入も続く。
また懸念されるエネルギー価格の上昇による家計への圧迫も、日本も米国もコロナ経済対策で、現金給付という“バラマキ”が行われ、全体としては過剰貯蓄の状態なので影響は軽微。
そして米国での過去の利上げ時期の経験則からは、「割安株」「小型株」「REIT」に妙味ありという分析も出ています。
これらをまとめると、米国の利上げの影響に絞ってみれば、株式市場へのマイナスは考えにくいということになります。
とはいえ、強気材料だけを提示するのも偏りがあります。そこで注視材料も提示すると、それが本メルマガの見出しに示した「影の金利」です。
腕利きのベテラン投資家はご存じでしょう。影の金利を、もう少し丁寧に言うと「影のFF金利」。FFはフェデラルファンドの略で、FF金利は米国の政策金利になります。
この影のFF金利は、米連邦準備理事会(FRB)が実施してきた国債などの資産買い入れ効果を反映させたレートです。
ゼロ金利になり、金利変動と景気の関係が測りにくくなったことで、影の金利が注目されるようになりました。
米アトランタ地区連銀が公表している「WuXiaShadowRate」はその代表で、月次ベースの値が出ています。
同レートの直近の動きを振り返ると、FRBが20年春にコロナ対策で大規模な資産買い入れ政策に転じたのを契機に下がり始め、この年の11月にマイナスなりました。
それが、今年の2月に16カ月ぶりにプラスに浮上したのです。この影の金利とS&P500の動きを比べました。すると21年11月から影の金利が上昇基調に転じると、S&P500は軟調に。
3月の影の金利水準はまだわかりません。しかし、FRBは量的引き締め(QT)に着手することを踏まえると、今後も上昇していく可能性があります。仮に上昇していく場合、株価はどうなるのか?
前回の影の金利がマイナスからプラスに転じたのは15年11月。それ以降のS&P500は、3カ月ほど下落してから反発に転じますが、しばらくは上値が重い状況でした。
さて、今回は“This Time is Different”なるのか。それとも同じ道を辿るのか。
今回も長くなってしまいましたが、最後にお知らせです。株探編集部ではただいま「個人投資家大調査-2022」を実施しています。
詳しい案内は、下に掲載していますので、まだ回答されていない方は、是非ご覧ください。
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☆今週の注目記事☆その1
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60銘柄を総合ランク! 先行き不透明なら、見るべきは「増収・増益・増配」の長期透明度
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
◇第85回◇
3月14日から25日まで9連騰してきた日経平均株価、そしてTOPIX(東証株価指数)。
2つの指数は、米国の米ダウ工業株30種平均や米S&P500種株価指数を凌ぐ連騰を見せました。
その理由は日本固有の事情というよりは、米国の利上げが想定の範囲にとどまったのを契機にしたリターン・リバーサルの誘発。米国より下げがややきつかった日本株に、強めのリバーサルが起きている可能性があります。
ただ足元の反発にしても、そしてインフレやウクライナ情勢が今後の世界景気や企業業績に与える影響にしても、不透明感は拭えないというのが実情でしょう。
今のように先が見えにくい時は、少しでも透明なものに依拠した投資戦略を探りたくなるものです。それが今回の記事のテーマです。
名付けて、増収・増益・増配の透明度ランキング。20年以上の長期に遡って、これら3つが高い頻度で実現してきた銘柄を抽出し、それぞれのカテゴリーでランキングしました。
ポイントは、総合ランキングです。3つの過去の実績に、これからの予想を加えて算出したものです。
3つの指標の長期推移は、株探プレミアムの機能で確認できますが、総合ランキングは過去の実績+将来の組み合わせですので、記事オリジナルです。
さらに記事では、ランキングを20年以上の上場の組のほかに、10~19年の上場組でのランキングもしています。
これらの具体的な中身は、株探プレミアムに登録してご確認ください。
▼第85回
60銘柄を総合ランク! 先行き不透明なら、見るべきは「増収・増益・増配」の長期透明度
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【大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」】
智剣・Oskarグループの主席ストラテジストである大川智宏が、日本株の行方をクオンツと呼ばれる金融工学の手法を駆使して診断します。
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☆今週の注目記事☆その2
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リバウンドはGAFAMより期待も! 億り人に導いた最強の10銘柄
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【いくぜ、アメ株! 二刀流の極め技~エルさんの場合】
◇第1回◇
株式市場も結局は人の集まり。皆がヒステリックになっている時に冷静に考え、行動できる人が勝つ――。
こう語るのは、今回から登場するアメ株投資家のエルさん(ハンドルネーム)です。
その投資スタイルは、相場の急落、暴落時でもフルインベストメントを貫くというもの。今年も例に漏れずに、目下フルインベストメント中です。
年明けからアメ株相場は日本株ほどではないにしろ、年初から3月初旬にかけて2%を超える下落が襲うなど、厳しい環境にありました。
そうした中でも、冷静さを保ちながら、ポートフォリオを緩やかに組み替えつつも、根幹は長期的に成長が期待できる銘柄を安値で拾う機会を狙ってきました。
その中核に据えているのが、今回取り上げる「最強の10銘柄」になります。記事では、これらの具体名や、なぜこの10銘柄なのかを様々な視点から取り上げています。
その詳しい内容は、株探プレミアムに登録してご確認ください。
▼エルさんの場合-第1回
リバウンドはGAFAMより期待も! 億り人に導いた最強の10銘柄
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202203220481
【いくぜ、アメ株! 二刀流の極め技】
■コラム主旨
時価総額は世界最大。
上昇率も21世紀最強*。
そんなアメ株(米国株)に日本株に負けじとMVPを狙う投資家の技を紹介します。
*上昇率は2001年からのMSCI配当込み指数で米国、日本、ドイツ、英国との比較
▼バックナンバーはこちら!
⇒ https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=GFU4CUZu&ai=1137
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☆今週の注目記事☆その3
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リスクだらけの戸建て再販で独走、強さは「先行者利益の持続」~カチタス
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◇~株探プレミアム・リポート「戸建て業界-勝ち組の条件 第3回」~◇
コロナ禍の中での特需発生を追い風に、好調な株価パフォーマンス(運用成績)を見せてきた戸建て業界。
ですが、今後は特需の剥げ落ちや、中長期的には人口減による需要低減が見込まれています。
こうした向かい風をはねのける候補企業を探るのが今シリーズ。その2社目に取り上げるのが、カチタス<8919>です。
同社は空き家を含む中古の戸建住宅を仕入れ、リノベーションして再販する事業モデルです。
耐震問題、世帯数は増加基調、そしてハウスメーカーの戦略などもあり、新築神話が強かった日本ですが、人口減少や環境問題への対応も含め、国は中古住宅の流通を広める政策に転換し始めています。
カチタスはその時流に乗る企業といえます。が、中古の戸建て住宅は中古マンションに比べて、参入障壁が高く、全国的な事業展開が難しいというのが業界のコンセンサス。
同社は、こうした壁を乗り越え、中古戸建て再生販売を主力に全国展開する唯一の会社といえる存在になっています。
記事では、中古戸建て住宅の再販事業にまつわる3つの壁や、それらをカチタスはどのように乗り越え、市場での存在感を増してきたのかなどをトップへの取材を行い、分析しています。
その詳しい中身は、株探プレミアムに登録してご覧ください。
▼リスクだらけの戸建て再販で独走、強さは「先行者利益の持続」~カチタス
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202203250342
【プレミアム専用スペシャルリポート】
個人投資家のために、金融・経済さらには政治、社会、文化に関連する話題を選りすぐったハイクオリティ・リポートです。
▼バックナンバーはこちら!
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(株探プレミアムって、どんな機能があるんだろう?)
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「株探」では、ただいま「個人投資家大調査-2022」を実施しています。
個人投資家は今、どのような投資スタイルで、どんな銘柄に注目し、またこれからの狙い方などについて、昨年に続いて調査するものです。
今年に入り、米国の利上げやロシアのウクライナ侵略を材料に大きく揺れてきた株式市場ですが、編集部では、本調査で様々な投資家の意見を集約し、データや投資家のケースなどを紹介することで、今後の打開策や対応策の参考になると考えています。
回答内容は個人が特定されない形で
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利益成長“青天井”リスト【総集編】
あす最終回となる第4弾をリリース
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24日(木)の成長株特集は、先週から続く人気シリーズ「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】」の第3弾をお届けしました。時価総額250億円以上600億円未満の銘柄を対象に、21年10-12月期の経常利益が全四半期ベースの過去最高益を達成し、通期予想も最高益更新を見込む企業をリストアップしています。
明日27日(日)19時30分にリリースする第4弾では、時価総額250億円未満の銘柄を対象に選出します。有望成長株の発掘に、ぜひご活用ください!
▼利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾
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※記事配信後は[特集]の一覧に表示されます。ぜひチェックしてください。
▼[PC]市場ニュースの[特集]
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5
▼[スマホ]市場ニュースの[特集]
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※各特集記事はフリーコンテンツです。どなた様もご覧いただけます。
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◇今週の株探人気記事ランキング!◇
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※03月25日昼頃集計/PC・スマホ合計
一週間(前週金曜昼から今週金曜昼まで)の人気記事ランキングをお届けします!
1.【杉村富生の短期相場観測】 ─サクラサク!株式投資のチャンス到来!
2.【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─株式市場は修正高へ!最大の難敵「不透明感」が後退
3.【植木靖男の相場展望】 ─当面の物色の軸は売られ過ぎ銘柄か
4.【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月22日発表分)
5.利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 37社選出 <成長株特集>
今週の詳しい動向は、土曜朝06時30分配信の【今週読まれた記事】でもご紹介しています。
併せてご覧ください!
▼[PC]03月26日の市場ニュース[特集](一覧の下にあります)
⇒ https://kabutan.jp/news/marketnews/?category=5&date=20220326
▼[スマホ]市場ニュース[特集]
⇒ https://s.kabutan.jp/market_news/?category_org_id=5
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★今週末配信の「株探」おすすめ記事★
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03月26日(土)
06時30分 【今週読まれた記事】
06時40分 今週の【早わかり株式市況】
08時00分 村瀬智一が斬る!深層マーケット
08時50分 今週の【話題株ダイジェスト】
09時00分 今週の【上場来高値銘柄】
10時00分 富田隆弥の【CHART CLUB】
11時00分 ESG最前線レポート
19時30分 「実用」から「癒やし」まで、新成長期迎える「家庭用ロボット」妙味株7選<株探トップ特集>
03月27日(日)
午前中 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】※P
09時00分 今週の「妙味株」一本釣り!
09時15分 【杉村富生の短期相場観測】
09時30分 【北浜流一郎のズバリ株先見!】
13時30分 明日の好悪材料
14時00分 和島英樹のマーケット・フォーキャスト
16時00分 10万円以下で買える、連続増益&低PER 【2部・新興】編 <割安株特集>
17時00分 株価指数先物 【週間展望】
19時30分 利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾<成長株特集>
「春に3日の晴れなし」のことわざの通り週末は雨予報です。
お花見に行くなら傘を忘れないようにしてください。
今週も、最後までお読みくださいましてありがとうございました(・ヮ・)
☆次回配信は【 04月02日(土)】の予定です。
あなたの相場に、幸あれ!――――☆